『闇色の魔珠(やみまじゅ、闇魔珠)』ネタバレなし感想・レビュー

このページのリンクにはPRが含まれています。
  • URLをコピーしました!

本日は、『闇色の魔珠(やみいろのまじゅ)』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。

ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、「100%ネタバレ無し」とは言い切れませんので、ご注意くださいませ。

この記事の内容
  • 作品のおすすめポイント
  • 作品紹介
  • 攻略順・攻略制限
  • 作品の糖度
  • 全体感想・キャラ別感想
目次(クリックできます)

やみまじゅのおすすめポイント

  • 落ち着いた雰囲気のファンタジー
  • 心を揺さぶられるシーンが多い
  • 美しい&丁寧な恋愛描写
  • 上品ないちゃいちゃシーンにうっとり♡
すごく楽しめました♪

やみまじゅの作品紹介

(動画:公式サイトより)

主人公・リカは魔法界では高名なスターニス家の娘。

優秀な兄・フィンの導きで、選りすぐりの白魔法使いの子弟が集まる
全寮制のエリート魔法学園「オリエンス学園」に入学したが、
本当は魔法が大の苦手。

入学早々、周囲のレベルの高さに圧倒されるが、
フィンや親切な友人に助けられ何とかがんばろうと決意する。

だがリカは、フィンしか知らない秘密を抱えていた。
(引用:公式サイト

おすすめの攻略順・攻略制限

攻略キャラは、5人。

グラン、ヴィクトル、キャルの3人は、好きな順番でプレイできます。
シルヴァとフィンには攻略制限があるため、この3人の後にプレイすることになります。


ネット上では、公式さんのおすすめの攻略順などの情報は見つけることができませんでした。

ですので、先の3人に関しては、お好みのキャラからプレイして問題ないかと思いますが、もし私からおすすめするとしたら、下記の順番が良いかと思います。

この順番だと、徐々に秘密が明らかになっていきます
  • グラン→ヴィクトル→キャル→シルヴァ→フィン

全体感想

しっとりと落ち着いた雰囲気のファンタジー

魔法が使える世界を舞台にしたファンタジーなのですが、しっとりした雰囲気の作品に感じました。

大人っぽい、落ち着いた雰囲気のファンタジー。
独特の世界観で、個人的には新鮮な作品でした!

実は、パケ絵の雰囲気などから、ダークな雰囲気の作品かと少し心配していました。
私は、気持ちが暗くなるような作品はちょっと苦手なのですが、プレイしてみたら、そのようなことは無かったです!

どちらかと言えば、シリアスな作品かと思いますが、暗い雰囲気という印象はあまりなくて。
思っていた以上に楽しめた作品でした♡

恋愛描写で使われる表現が美しい

この作品は、恋愛感情を表現する言葉がとても綺麗!
攻略キャラのセリフも、とてもいい!!


ベタな愛情表現は少なかったような気がします。
ストレートに告白されるのも良いですが、こんなふうに美しい言葉を並べて想いを伝えてもらえたら、夢見心地になれそうだなぁ、と思いました。

美しい恋愛描写に、乙女心が満たされました。

攻略キャラの感情の起伏が激しい

攻略キャラの感情の振れ幅が大きかったり、主人公への態度を急変させたりするのが印象的でした。

各ルートにおいて、ほとんどの攻略キャラが、主人公のリカちゃんに負の感情を抱く時があって。
彼女に対して、憎しみと呼んでもいいくらいの感情を向けてきて、ひどい言動をするキャラもいます。


リカちゃんへのマイナスの感情を持った攻略キャラが、どのようにリカちゃんと恋愛していくのか。

攻略キャラのリカちゃんへの気持ちが、プラスになったり、マイナスになったりするので、こちらとしてもプレイしていて感情が大きく揺れ動きました。

怒鳴られたりするシーンは、ちょっとしんどかったり…。

シンプルなつくり

基本的には、ハッピーエンドとバッドエンドが1つずつのシンプルなつくりとなっています。

ちなみに、ここでは便宜上「ハッピーエンド」と書かせていただいていますが、作品の中では、「”攻略キャラ名”ルートエンド」と呼ばれています。
なので、厳密には「ハッピーエンド」ではないのかもしれません。

個人的に、エンドの数が多すぎるものや、回収しなければならないものが多い作品よりも、こういったシンプルなつくりの作品の方が好みなので、私には合っていたと思います。

一部のキャラのハピエンは、かりそめの幸せ…?

ハッピーエンドで、リカちゃんがしっかり幸せになったお相手もいましたが…

その一方で、フルコンプした後に考えると、「あのキャラのハピエンって、かりそめの幸せだったのね…」というキャラもいました。

かりそめの幸せの攻略キャラが推しになった場合には、ちょっとだけ微妙な気持ちになるかも…?!


やみまじゅの糖度は?

攻略キャラによって差があったものの、個人的にはわりと甘さを感じました!

いちゃいちゃシーンでは、リップ音が聞けることが多かったです。
また、攻略キャラによっては、身体の結びつきを表現するようなシーンもあります。

表現が美しいので、そんなシーンも、とても上品に感じられました。

何より惹かれたのは、恋愛描写が丁寧なところ。

リカちゃんと攻略キャラが、どのような経緯で惹かれ合っていったのかがしっかり描写されていたので、プレイしていて納得感がありました!

プレイしている側としては、2人の恋愛にどっぷり浸かって気持ちが高まっているところで、いちゃいちゃするシーンがあったり、ハッピーエンドを迎えたりします。

なので、より甘さを感じられたのではないかと思います。

【主人公】ガリカ・ローサ・スターニス(通称:リカ)


魔法界では有名なスターニス家の娘だが、魔法が大の苦手。
兄のフィンにはとても可愛がられており、彼女も兄が大好き(引用:公式サイト)。

リカちゃんは、これまで、秘密を隠すために、周囲の目を避けて生きてきました。
オリエンス学園に入学したことで、初めて外の世界を知ることに。

ある事情から、追われたり、捕らえられたり…
なかなか、しんどい境遇に置かれている女の子でした。

魔法の力が弱いため、攻略キャラたちに守られたり、手助けしてもらうシーンが多かった印象です。
自分の今の実力を受け入れつつ、できることを増やしていこうという姿勢が素敵でした!

リカちゃんは、良い意味で、存在感を消すのがうまい主人公。
無謀な行動をとることはしないので、気になる言動がほとんどなかったように思います。

おとなしい子かと思っていたら、言う時にはガツンと言っていたので、さらにリカちゃんのことを好きになりました!

女の子らしい性格ですが、辛い状況に置かれても折れない心を持っている、心が強い主人公だと感じました。

キャラ別感想

グラン・エリコ・プレゼンス  CV:山下 誠一郎さん


オリエンス学園3年生。国の守護を担う誉ある「騎士」の一族に生まれ、自身も尊敬する父の跡を継ぎ「騎士」となることを目指している。
力強い言動とリーダーシップで学園の中心的存在にある(引用:公式サイト)。

グランは、一言で言えば、めちゃくちゃいい人。
様々な場面で、リカちゃんを気遣ってくれて、優しくサポートしてくれます。
明るくて裏表がなくて、体育会系なイメージでした。

グランのリカちゃんへの気持ちは、庇護欲から始まるように思いました。
リカちゃんにとっても、グランは頼れる兄のような存在で。

2人を取り巻く状況は大きく変化していくものの、グランのイメージはあまり変わらなかった気がします。
リカちゃんを守るというグランの姿勢は、忠実な騎士のように貫かれていました。

このルートに関しては、いつの間にか恋愛に発展していた感じ。
自然と言えば自然なのですが、あまり私には刺さらなかったかなぁ。

グランのハッピーエンドは、制約のある幸せというか。
様々なものを失ったけれども、2人でいられるだけで幸せというような感じで。

グランは本当にいい人だから、もう少し幸せになってほしいという気持ちがあり、ちょっとモヤっとする部分もありました。

でも、よく考えたら、何も問題のない100%の幸せなんて、なかなか無いものですよね…。

ヴィクトル・エリコ・ミガッド  CV:佐藤 拓也さん


オリエンス学園3年生。学園きっての秀才で品行方正、寮長も務める優等生。
現状に甘んじず常に精進を怠らない努力家だが、自分にも他人にも極めて厳しく、怠け者には容赦がない(引用:公式サイト)。

最初はとっつきにくい印象のあったヴィクトルですが、彼は真面目なだけで、怖いわけでも冷たいわけでもないと気づいたリカちゃん。
ヴィクトルの方も、リカちゃんが努力家であることを認め、好感を持ち始めた様子。

そんな中、リカちゃんにある疑いが浮上してから、ヴィクトルの態度が急変。
嫌悪と軽蔑の目を向けられ、刺々しい言葉で非難されます。

たぶん、最初からひどい態度をとられていたのなら、それほどショックじゃないと思うんです。
ある程度仲良くなってからのこの仕打ちは、なかなかしんどいものがありました…。

ヴィクトルは感情的になって声を荒げるシーンが多くて、「このキャラ、苦手かも…」と感じていました。
でも、その後の挽回っぷりがすごかった!!

終わりに近づくにつれて、糖度が爆上がりしていって、ニヤニヤが止まりませんでした♡

ヴィクトルさんがリカちゃんに想いを伝えるシーンでは、本当に素敵な言葉で伝えていて、うっとりしました!

色っぽさで言ったら、作品内で一、二を争うくらいなんじゃないかな。
色っぽいリップ音も聞けますし♡


Switch版への移植を念頭に置いて、スチルでは肌を出さないでおいてますよね?(笑)

ヴィクトルさんは、私が惹かれるようなタイプのキャラではなかったと思うのですが、シナリオと声優さんの演技の力が素晴らしくて惹きこまれたルートでした♡
プレイしていて感情が振り回されて、とても面白かった!

眼鏡キャラならではの描写もあって楽しかったです!
眼鏡はそのうち邪魔になります(笑)

キャル・アイ・ミガッド  CV:千葉 翔也さん


主人公と同じ新入生。
無口で誰とも付き合わず、いつも皆から離れ一人で過ごしている。
精霊獣を使役する高度な魔法が得意で、よく精霊獣と戯れている(引用:公式サイト)。

最初は行き違いがあったものの、お互いに共通点があることに気づいた後は、一緒にいるのが楽な存在となっていきます。

深い苦悩を抱えているキャルに、リカちゃんがたくさんの言葉を重ねて支えて。
そのおかげで、キャルは過去から未来へと目を向けることができるようになっていきます。

キャルとリカちゃんの初々しい恋愛、見ていて微笑ましかったです♪

キャルが一方的にリードするというわけではなく、リカちゃんがキャルを引っ張っていったりもして。
2人が横に並んで恋愛している感じが良かったです。


このルートでは、当て馬っぽいキャラが登場するのですが。
私としては、この彼にもう少し当て馬らしい仕事をさせてあげて欲しかった…!
どう考えても、キャルの圧勝な気がするので(笑)


シルヴァ  CV:小野 友樹さん


オリエンス学園の教師。
人当たりが柔らかく親切で穏和な先生。
誰にでも優しいが、とくに女性には愛想がよく、女子学生や町の女の人からも大人気(引用:公式サイト)。

最もストーリーに惹きつけられたのが、このシルヴァでした♡

リカちゃんの12歳年上ということで、攻略キャラの中では最年長。
私は、大きな歳の差のある年上キャラに惹かれることは少ないのですが…。

歳とか関係なく、すごく心揺さぶられたルートでした!

シルヴァがあまり大人ぶっていなくて、お茶目なところ、ダメなところも見せてくれるので、そこまで年上を感じさせなかったというのもあるのかなぁ。

ちょっと中性的な印象もありつつ、色っぽいお声。
小野友樹さんのお声と演技、本当に素敵だった♡

最初の頃、シルヴァはリカちゃんに親切にしてくれるけど、本気で心配しているようには見えない。
そして、ある時点からシルヴァの態度が急変します。

シルヴァは、本当に長い年月、苦労を重ねてきたために、リカちゃんに向ける気持ちがあまりに複雑すぎて。
リカちゃんを傷つけるような発言もたくさんします。

そんなシルヴァに対して、リカちゃんは傷つくことを恐れずに、シルヴァの真意を知ろうとして会話を試みます。

シルヴァには冷たく突き放されることが多かったし、リカちゃん自身、シルヴァに何かしてもらおうなどと期待していないように感じました。

だから、シルヴァがリカちゃんを助けてくれたりすると、こちらとしては「えっ、助けてくれるんだ?!」とちょっと驚いたり。

このルートは、2人が新たな関係性を築いていくストーリーだったと思います。
途中でリカちゃんはシルヴァの『特別』な存在にはなれても、なかなか、その関係性に名前がつかなくて。
ドキドキするけど、もどかしい~!!

2人が幸せになれた時には、「やっと…!」と胸がいっぱいになりました。
この作品の中で、個人的には一番すっきりした気持ちになれたハッピーエンドでした。

バッドエンドでは、すごく巧妙に色っぽいシーンを表現していましたが…
これがバドエンじゃなかったらなぁ(笑)

フィン・シディム・スターニス  CV:斉藤 壮馬さん


主人公の兄。オリエンス学園3年生。
エリートぞろいのオリエンス学園の中でも抜きん出た魔法の能力を持ち、高難度の魔法も難なく使いこなす。
妹のリカを溺愛しており、近付く男は片っ端から追い払う(引用:公式サイト)。

攻略制限がかかっていて、最後に攻略することになるフィン。
他のキャラと比べると、ストーリーが壮大で、ボリュームもたっぷりめでした。

主人公の兄ということですが、リカちゃんとは血は繋がっていません。
作中では、リカちゃんに向ける愛情が家族愛では無さそうな雰囲気がぷんぷんしていて。
このルートでやっと、この2人の関係性やフィンの真実が明らかになります。

穏やかで優しいフィンは、とても好感度が高かったのですが、ストーリーが進むにつれて、違った顔が見えてきます。

個人的には、最初の印象のフィンの方がタイプだったよ~!

フィンとの恋愛は、だいぶ複雑な事情が…。
リカちゃんは確実にフィンを見ているのですが、フィンは誰を見てるのかなと思うこともあって。
途中で感情が迷子になることもありました。

フィンはヤンデレっぽい部分もあるように思いますが、それが誰に対してのヤンデレなのか、というところが疑問。

誰との恋愛なのか、誰の感情なのか。
ちょっと気持ちがついていかなかったところも…。

フィンは色々こじらせているので、リカちゃんと結ばれるまで、かなり遠い道のりでした。
壮絶な生き方をしてきたフィンが、リカちゃんとどのような結末を迎えるのか。

このルートが作品の総まとめのような感じでしたが、丸く収まっていて楽しめました!

PC版は、修正アップデートファイルあり

公式サイトにて、修正アップデートファイルが配布されています。

PC版をプレイされる方は、このファイルを適用後にプレイされるのが良いと思います。

Switch版は、2025年11月20日に発売予定

現在プレイできるのはPC版ですが、Nintendo Switch版が2025年11月20日に発売予定です(参考:公式サイト)。

Switch版の追加要素は?

公式サイトによると、Switch版では、描き下ろしのイベントスチルの追加があるとのこと。

イベントスチルは、5人の攻略キャラ全員に追加されるそうです。

『闇色の魔珠』体験版について

PC版ですが、公式サイトで体験版をダウンロードすることができます。

購入を迷われている場合には、お試ししてみてはいかがでしょうか。

本日は、やみまじゅの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

にほんブログ村のランキングに参加しております。
下のバナーをクリックして応援していただけたら、とても嬉しいです♡

にほんブログ村 ゲームブログ 乙女ゲー(ノンアダルト)へ

にほんブログ村

  • URLをコピーしました!

お気軽にコメントください!

コメントする

CAPTCHA


目次(クリックできます)