『キューピット・パラサイト(キュピパラ)』ネタバレなし感想・レビュー

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本日は【キューピット・パラサイト(略称:キュピパラ】のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。
お時間が許すようでしたら、お付き合いくださいませ。

ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。

目次(クリックできます)

キュピパラのあらすじ

ヒロインは、大手結婚相談所《キューピット・コーポレーション》に勤めるトップ・ブライダルアドバイザー。
実は神界から来た本物のキューピットであるヒロインは、神としての力を使わずに人間として縁結びに励んでいた。
そんなある日、社長から呼び出されて、「社内でも有名な厄介な会員5人【Parasite5 パラサイトファイブ】を成婚に導くことができたら昇格させる」という話が。
その提案を快諾したヒロインだが…・。
(参考:公式サイト

おすすめポイント

  • 明るい気持ちになれるファンタジー作品
  • 主人公が努力家で応援したくなる
  • 主人公と攻略キャラの年齢層高めで、
    大人っぽい恋愛が楽しめる
  • 糖度高めで色っぽいシーンの描写が秀逸
  • ラブコメだが、笑いと胸キュンがちゃんと共存している
おすすめ作品!

全体感想

最初は手を出すのを迷っていた作品

この作品は、かなりポップな色使いと、公式さんに書かれている「婚活ラブコメディー」という単語から、なんとなく手を出しづらかったんです。
(ラブコメにはそこまで惹かれない管理人…)
でも、フォロワーさんにオススメしていただいてプレイしてみたら、すごく面白かった!!

音楽や作品の雰囲気にレトロなアメリカ映画っぽい印象を受けつつ、色使いやデザインなどは現代風でオシャレな作品でした。
現代を舞台にしていると思われますが、リネットちゃんが女神ということをはじめ、ファンタジー要素もたっぷりで、日常を忘れて楽しめました。

ちなみに、この作品は色彩が鮮やかですので、特に夜にプレイする場合には、目の疲れを軽減するために画面の明るさを暗めに設定してプレイしていました。

難アリな攻略キャラたち

ヒロインであるリネットちゃんは、キューピットであることを隠して、人間のブライダル・アドバイザーとして縁結びをしています。

攻略キャラたちは、リネットちゃんが勤める結婚相談所の会員で、みんな何らかの問題を抱えているために、他のブライダル・アドバイザーから匙を投げられた存在。
最初は「どうやったらこのキャラと恋愛できるんだ…?」と想像がつかないようなキャラも多かったのですが、その後の親しくなっていく流れがとても自然で、ストーリーに引き込まれていました。

私はオススメの攻略順を調べずに、自分の本能の赴くままに攻略順を決めてしまったので、プレイしてみて「あっ!このキャラ、絶対後にやるべきだったな…」という状況に陥りました。

リネットちゃんが人間として恋愛する様子が描かれているキャラから、次第に神界との関わりが深くなっていくようなキャラへという攻略順となると、オフィシャルブログに書かれている順番が良いと私も思いました。

主人公と攻略キャラともに年齢層高め

リネットちゃんが社会人で、攻略キャラたちの年齢層が比較的高めなのがとっても好みでした♡

CERO「D」だけあって、わりと大人な恋が描かれているんですが、キャラたちの年齢的にも、そういう展開になっても自然で。

CERO「D」要素のシーンの表現がすごく巧みなんです!!
具体的な文言は避けつつも、想像力をかきたてられるというか。
Switch版なのに、こんなに色っぽさで満足させてくれるとは…!

ラブコメ要素もありつつ、きゅんとさせてくれる

ラブコメ要素も随所に見られるのですが、それが恋愛を邪魔していないんです。
個人的にはラブコメはあまり得意ではないと思っていたのに、この作品では見直したくなるくらい好きなコメディーシーンも沢山あって、自分でも意外でした。

私は飽きっぽい性格なので、プレイ速度が落ちるルートがあることも多々あるのですが、キュピパラに関しては全くそういうことが無く、どのルートも終始楽しい気持ちでプレイできました♪

隠しキャラを忘れずに

最後の攻略キャラのルートを終えて、「もう終わっちゃうのか…寂しいな」と思っていたら、まだありました!!

隠しキャラのルートは、解放されても特に通知が出ないので、もしかしたら気付かずにプレイを終了してしまう方もいらっしゃるかもしれませんので、ご注意ください。

隠しキャラについては、ネタバレ防止のためキャラ別感想では触れていませんが、最後の方ですごい事件があって、その印象が強く残っています。
未遂だけど、アウトのような気もする事件でした…。
隠しキャラまでプレイて大満足してプレイを終えることができました♡

主人公(リネット・ミラー)

《キューピット・コーポレーション》のトップ・ブライダルアドバイザーであり、本物の恋の女神・キューピット
リネットちゃんは、自分の恋よりも他人の縁結びに燃える、バリバリ働く女の子。
自分が恋の当事者になるとは思いもしていないため、自分に向けられる恋心や、自分の恋心には鈍感です。

人間界の常識を全く知らない状態で人間界へやって来て、高い上昇志向を持って働いているリネットちゃんは、応援したくなる子でした。
それに、容姿も性格も可愛すぎ♡
スチルでは眼福すぎるような服装で登場したりして、ドキドキしちゃいました。

キャラ別感想

シェルビー・スネイル  CV:KENNさん

《キューピット・コーポレーション》の社長。
世間的には愛妻家として知られているが、実は独身。
自身が結婚しているという誤解に対して、対応策を苦慮しているシェルビーが、思いがけずリネットちゃんに協力してもらうことになり…というストーリー。

CV:KENNさんなのですが、私の中でKENNさんは、「元気で男らしくて、ちょっと不器用」というようなキャラを演じられるイメージが強かったんです。
なので、今回のシェルビーのような落ち着いていて仕事のできる大人の男性というのは、すごく新鮮でした!
大人の色気を醸し出してくれるシーンでは、勝手にギャップ萌えして盛り上がっていました。

シェルビーは、地位にこだわりすぎてはいるものの、常識的で理想的な上司だと感じました。
魅力的な人なのに、どうしてここまで恋がスムーズにいかないのか、と思いつつ恋の行方を見守っていました。

一見、年上スパダリ系なのですが、ヘタレな面もあったので、なんだか可愛かったです♪
リネットちゃんとは職場が同じなので、オフィスラブっぽい感じもあって。
2人とも仕事人間なので、よき理解者であり公私ともにパートナーという素敵なカップルでした!

ラウル・アコニット  CV:八代 拓さん

ラウルは女性に大人気のムービースターで、演技の勉強のために《キューピット・コーポレーション》に登録しています。
恋心が分からないために、恋愛映画で恋する演技ができないラウル。
リネットちゃんがそんな彼に恋心を教えることになるというストーリー。

ラウルはですね…2番目に攻略してしまったのですが、きっとここで攻略しない方が良かったんですよ…。
とにかく、衝撃の展開の連続!!
ジェットコースター的なストーリーでした。
こんな衝撃的な展開だと思わなくて、油断してました。

そして、CERO「D」を感じるルートでした。
ラウルは、男女の性的なことを軽くとらえていて、リネットちゃんと色々ありました…。
でも、個人的にあまり悪い印象を持たなかったのは、ラウルが純粋で無邪気な性格だからかなぁ。

プレイしているうちに、様々な印象を受けるキャラだったように思います。
親しみやすいイケメン、可愛い系のチャラ男という印象があったり、また、すごく優しい人だなぁと感じる場面もあったり、そして、最後の方では安心感を感じられるようになったりして。

ラウルは神話研究・考察が趣味なのですが、これがまた伏線なんです。
色々と真実が明らかになるルートでしたので、攻略順をもう少し後ろに持ってきた方が良かったものと思われます。

螢彩院・F・琉輝  CV:榎木淳弥さん

最後まで名前を覚えられなかった…。
フォロワーさんが命名した『ミストくん』という名前が自分の中で定着しすぎて。

ミストくん改め、琉輝くんは、有名男性服ブランドを展開する螢彩院一族に生まれ、自身で『Ryuki』というブランドを立ち上げたファッションデザイナー。
デザイナーとしてのプロ意識が高く、ファッションの仕事が大好きな19歳ですが、それゆえの苦悩もあるようで。
琉輝くんの中での螢彩院家の存在が大きく、それが核となっているように感じたストーリーでした。

琉輝くんは外見の偏差値が低い人を認識できないという、すごいキャラ…。
外見への美意識が非常に高く、自分自身も美容に気を使っています。
常にマイミストを持ち歩き、人に振りかけたりすることが『ミストくん』の名前の由来。

琉輝くんは、恋愛が進展するにつれての変わりようがすごかったです!
最初は毒舌でツンツンしすぎてて、可愛いなんて思えなかったんですが、恋に目覚めてからは、ほんとに可愛くてニヤニヤしちゃいました♪
女の子だったら絶対嬉しいと思うことを色々してくれて、女の子の夢が詰まったストーリーで素敵でした♡

ギル・ラヴクラフト  CV:木村良平さん

雑誌・本や、ニュースサイトの編集を担当するフリーエディター。
ずっと引きずっていた2年前の失恋を吹っ切るために《キューピット・コーポレーション》に登録するのですが、実はその失恋相手はリネットちゃん。
ギルをはじめとするParasite5の担当となったリネットちゃんと再会したことで、ギルの心や言動にどんな変化が起きるのか…。

プレイ前に一番気になっていたキャラであるギル。
ギルの愛はかなり重めなのですが、ルートの随所にラブコメ要素が散りばめられているので、バランスがとれていた感じがします。
愛が重いのに病みに結び付かないキャラって、私は好きなのですが、こういうキャラって貴重じゃないでしょうか。

大学時代、ギルはリネットちゃんとルームシェアすることになったのですが、その頃のリネットちゃんは、人間界に来たばかりで生まれたての雛鳥のような状態。
人間界での常識を全く知らず、危なっかしいリネットちゃんに、お風呂の入り方から洗濯の仕方まで、暮らしに必要なことを親切に教えてくれたのがギルなんです。

ギルは、当時からリネットちゃんの面倒を見たい、守りたいという気持ちが育っていたようですが、一方のリネットちゃんはギルのことをお母さん的な存在としてしか見ていなくて。
なかなかに不憫なギル…。

男性として意識されていなかったギルですが、ギルとリネットちゃん双方の心が変化していく様子が描かれていました。
ギルの家庭環境や意外な特技なども関係して、映画っぽいストーリー仕立てになっていたような気がします。

個人的には、何度も見返したいシーンが一番多かったのがギルでした♪
ラブコメ的なシーンがすごく面白くて!!

こんなにテンション高めな木村良平さんキャラは新鮮で、木村さんの新たな魅力に出会えた気がします。

「これくらい尽くされてみたい!」と思わせてくれるキャラでした♡
ちなみに、バドエンはこのギルが一番リアルで怖かったです。
ギルみたいな人に甘やかされたら、私も誘惑に負けそうです…。

アラン・メルヴィル  CV:古川 慎さん

高級枕店『ラグジュアリー・ピロー』で働くアラン。
恋人や好きな人が別にいる女性が好み、という変わった人です。

最初は、女性関係が派手な人かと思っていたのですが、プレイするうちにどんどん印象が変わっていきました。
こんな切なくて美しい、しかも壮大なストーリーだとは予想していませんでしたよ!
ネタバレを避けるために、具体的な感想が書けないのが残念です。

アランは登場時から色気を放出していましたが、やっぱり両想いになってからの方がその色気に当てられました。
色っぽいシーンがギリギリのラインまで描かれていて、その表現の仕方がこちらの想像力(妄想力?)を掻き立てる感じで♡
シナリオライターさんって、すごいな!

とても一途で献身的な人で、意外性のあるキャラでした。
このルートをやった後に、他のキャラのルートでのアランに思いをはせると、アランが不憫で仕方ない…。

FD『キューピット・パラサイト -Sweet & Spicy Darling.-』も発売中

ファンディスク『キューピット・パラサイト -Sweet & Spicy Darling.-』も発売されています。

感想も書かせていただいておりますので、もしよろしければこちらからお願いします!

本日は長文の感想にも関わらず、お付き合いくださいましてありがとうございました!

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