『キューピット・パラサイト -Sweet & Spicy Darling.-(キュピパラFD)』ネタバレなし感想・レビュー

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本日は【キューピット・パラサイト-Sweet & Spicy Darling.-(略称:キュピパラFD)】のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。

ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。

目次(クリックできます)

キュピパラFDのあらすじ

これは、恋の女神・キューピットが恋に落ち――
“彼だけの女神”になった後の、続きのラブストーリー。

恋の成就はゴールではなく、新しい人生のスタート。
恋人 or 夫婦になった二人を襲うのは、更に予測不能な大・大・大波乱で!?

ロサンヨークで新種のUMAが撮影!
発見された謎の文様は、神の啓示か、未知の文明か!

溶けちゃいそうなほど甘い、とびっきりのイチャラブと、
世界を巻き込んだ刺激的なジェットコースター・ラブはまだまだ終わらない!

キュートでハッピーでハチャメチャで、
More Sweetで、More Spicyな、元・女神×婚活ラブコメディー(※)が、またはじまる――♥

※新規攻略キャラクターのメレニス・レヴィンにとっては、《女神×婚活ラブコメディー》。

引用(一部抜粋):公式サイト

キュピパラFDのおすすめポイント

  • 明るい気持ちになれるラブコメ&ファンタジー
  • 糖度高めで、大人な恋愛描写あり
  • 特にアランルートおすすめ
  • スパイシーエンドが、わりと刺激的な内容で印象に残る

構成要素・モード

キュピパラFDは、主に3つの要素から構成されています。

  • After Drama
    前作の攻略キャラクターParasite6の《ベストエンド後からの続き》で、3タイプのエンディングあり
  • New Parasite
    今作から登場の新規キャラクター〈メレニス・レヴィン〉との恋愛を楽しめる。
  • Bonus Episode
    Parasite6たちのレアなおまけエピソードを、各キャラ3本ずつ収録。

    (引用・参考:公式サイト

全体感想

主人公のリネットちゃんの立場が様々

本編の感想でも書かせていただきましたが、リネットちゃんがしっかり者で、私にとってはすごく好感が持てる女の子なんです。

元キューピットだからということもあるのかもしれませんが、普通の女の子なら泣いてしまいそうなシーンでも、わりと冷静でクヨクヨすることがありません。
なので、深刻な展開になっても、暗い気持ちになったりせずにプレイできたように思います。


このFDでは、攻略キャラのルートによって、はじまりの時点でのリネットちゃんの立場が全然違います。
人間だったり、悪魔だったり、神だったり。
なので、本編の各攻略キャラのルートで、最後にどのような状況になっていたのか記憶があった方が良いかもしれません。

私は本編の内容があいまいになっていたので、本編の一部を復習しました。
もし簡単に本編の復習をされたい方がいらしたら、公式サイトのキャラクター紹介のページに、キャラごとに本編のあらすじがちょこっと書いてありましたので、ご参考になさってみてはいかがでしょうか。

糖度はかなり高め

『After Drama』に関しては、本編で両想いになった後のストーリーとなっていますので、最初からラブラブな雰囲気のルートがほとんどです。

攻略キャラがリネットちゃんに「好き」や「愛している」をしっかり言葉で伝えてくれますし、攻略キャラの言動からリネットちゃんを溺愛しているのがはっきり分かります。

主人公のリネットちゃんも攻略キャラたちも社会人なので、年齢に合った恋愛をしていて、色っぽい展開もあります。

そして、結婚も視野に入ってきていて…糖度としてはかなり高めな作品だと思います。

アランのシナリオが最も濃かった気がする

キャラによって、シナリオの濃さに差が大きいように感じました。
また、ラブコメ要素やギャグ要素についても、キャラによって含まれる量に差があったように思います。

アランは別格と言えるくらいシナリオが濃かった印象です。

私はアランびいきというわけでもないのですが、そんな私でも彼のシナリオには特別感と魅力を感じました。
というわけで、私がこのFDで最も好きなシナリオはアランです!

スパイシーエンドは刺激的なものが多い

各キャラに3つあるエンディングのうち、スパイシーエンドがかなり攻めた内容となっていました。

上でも書きましたが、社会人同士の恋愛が描かれているためか、恋愛描写が大人向けです。
スパイシーエンドでは、大人向け作品で見かけるような展開もあったりして、ちょっと驚きました。
CERO「D」だからこそ許される表現なのかなと思います。

マスコットキャラの印象が強い

いくつかのルートで、しゃべるマスコットキャラが登場するのですが、個人的にはその印象がかなり強かったです。
これらのマスコットキャラはどちらかというと、お子さんに喜ばれそうな感じで…。

恋愛描写では年齢高めな印象を受けますが、マスコットキャラの存在によって、対象年齢にちょっとしたギャップが生じたような気がします。

キャラ別感想

メレニス・レヴィン【新規キャラクター】  CV:上村 祐翔さん

メレニスルートは、前作の攻略キャラの誰とも結ばれなかった状況から、ストーリーが始まります。

このFDで新たに攻略キャラとして加わったメレニス。
おっとりと話す、穏やかな印象のキャラでした。

メレニスは、よく当たることで有名な占い師なのですが、これまで出会った人全員の未来が見えてしまったために、面白味を感じない生き方をしてきました。

リネットちゃんと出会い、彼女の運命が見えないことに驚き、リネットちゃんが自分の運命の相手だと感じます。
それに対して、リネットちゃんは、「彼が惹かれている部分は、私自身の個性ではなく、神としての特性なのになぁ…」という思いを抱きます。

このように最初は2人の気持ちがかみ合わない状態ですが、そこからどのように恋愛に発展していくのか、というストーリーでした。
メレニスは草食系かと思いきや、ちゃんと大人っぽい展開もありました♪

メレニスルートは、後半に向かうにつれ、ファンタジー要素が濃くなっていきます。
個人的には、マスコットキャラが登場するあたりから、何だか恋愛に集中できなくなってしまいました…。

シェルビー・スネイル  CV:KENNさん

物語の始まりは、リネットちゃんと結婚して夫婦となっているところから。
最初はラブラブなハネムーンの様子が見られるのですが、そこから山あり谷ありで。
2人の関係性や《キューピット・コーポレーション》は、どうなってしまうのか…。

なかなかセンシティブな夫婦の問題を扱っていて、コンシューマー乙女ゲームとしては斬新でした!笑
シルビーが働きすぎなんだと思います…新婚なのに…。

シェルビー自身や彼の会社について心配な展開もありましたが、彼はやっぱりSS!
仕事だけでなく、その他のことでも有能さを発揮していて、最後は完璧なカッコよさを見せつけてくれました。

全体的にキスが多めだったり、シェルビーが実はすごい独占欲を持っていたことが明らかになったりして。
リネットちゃんを溺愛しているのがよく分かる、甘いストーリーとなっていました♡

シェルビールートで、最も印象的だったのがスパイシーエンド!

刺激的で大人な三角関係っぽいストーリーとなっていました。
ただ、三角関係のお相手が、リネットちゃんにそこまで本気じゃなさそうに感じたので、個人的には萌えませんでした。(これから本気になるのかも)
2人の男性から本気で愛されるシチュエーションにこそ、私は萌えるのです…。

ラウル・アコニット  CV:八代 拓さん

リネットちゃんと結婚したいけど出来ない、結婚までの遠い道のりを描いた物語。
ラウルは大人気俳優なので、恋人がいるということすら公言できなくて。
いくら2人が結婚したいと思っていても、なかなか結婚の話が進みません。

このルートは、ファンタジー要素とギャグ要素が詰まっていた印象です。
メレニスルートとはまた違ったマスコットキャラが登場しますが、そのキャラがディズニー感を醸し出していて。
そのキャラが登場するシーンでは、なんだか不思議な雰囲気を感じたルートでした。

ラウルは「リネットちゃんと結婚する」という目標に向かって、やり方はどうあれ、真っすぐに進んでいこうとする純粋なところが素敵でした!
本編をプレイしていた時にはあまり感じませんでしたが、ワンコっぽくて可愛いかも♪
ただのワンコではなくて、結構肉食性の強いワンコです笑

ラウルルートは、大人ないちゃいちゃシーンが多かった気がします。
しかも、刺激的なシチュエーションだったりして。

ストーリーとは全く関係ありませんが、ラウルは手が独特の場所にある立ち絵が多く、そのままシリアスな表情になると、なんだか違和感を感じて…そっと手を下ろしてあげたくなりました。

螢彩院・F・琉輝  CV:榎木淳弥さん

結婚式に向けて準備を進める2人。
そんな日々の中での出来事が描かれたストーリー。

リネットちゃんは、元キューピットであることをまだ琉輝くんに伝えていないんです。
なので、琉輝くんはリネットちゃんの両親に会えていません。
リネットちゃんとしては悪気はないのですが、琉輝くんとしては、結婚するのに彼女の両親に紹介してもらえないという不安感を抱いており…。

琉輝くんは、本編よりずっと素直で可愛かったです♡


「早く結婚したい」という発言が多くて、独占欲も嫉妬心も、隠さずに出していて。
どんな出来事があっても、琉輝くんのリネットちゃんへの気持ちが全く揺らがないんです。
「こんな風に接してもらえたら幸せだろうな」と思うような、素敵なストーリーでした♡

琉輝くんのスパイシーエンド、なかなか刺激的で♡
当て馬っぽいキャラが登場するのですが、三角関係好きとしては、もっとこのキャラに頑張ってもらって、激しい取り合いに発展して欲しかったかなぁ。

最後の方に、琉輝くん色っぽくてすっごく素敵なスチルがあります♡

琉輝くんは、このFDをプレイして好感度がグッと上がったキャラでした!

ギル・ラヴクラフト  CV:木村良平さん

ギルは家業を継いで会社の社長となっており、また、人気作家としても仕事が舞い込んできて。
リネットちゃんは《キューピット・コーポレーション》で働き続けているので、お互いに共働きで忙しい毎日を送っています。

ギルは家事に協力的で、一緒に生活していく相手として理想的。
愛が重かったり、リネットちゃんのことであたふたしたり、そんなところは相変わらずのギル。
「可愛い」や「大好き」と沢山言ってくれて、砂糖もりもりの甘々溺愛状態でした!


ギルは機械いじりが得意だからか、乙女ゲームっぽくないスチルも見られて。
やっぱりこういう展開になるかぁーという感じでした。
個人的には、もう少し違う方向性のストーリーの方が好みだったかも。

ギルのスパイシーエンドでは、リネットちゃんが事態を冷静に受け止めていたので、私も冷静に受け止めてしまったのですが、結構深刻な事態では…?

本編の感想では、『愛が重いのに病みに結び付かないキャラ』と書いたギルですが、ついに…?!

ピーター・フラージュ  CV:岡本 信彦さん

様々な姿を持つピーター。
ファンタジー要素多めのストーリーでした。

前半部分は、ピーターの過敏パラサイトの克服や、リネットちゃんとの関係性の変化について描かれていました。

リネットちゃんにカッコイイところを見せたいのに、みっともないところばかり見せてしまい、落ち込んだり、悩んだり、あたふたしたりするピーター。

そんなピーターへの接し方が、さすがリネットちゃんだなぁと思いました。
男性だけに任せずに、2人でより良い関係を築いていこうとするリネットちゃんの姿勢がとても魅力的♡

後半部分は、まさに神話のようなストーリーで、その世界観や時間軸などに驚かされました!
ピーターとリネットちゃんが神という存在だからこそのストーリーでした。
あまりにも壮大なストーリーだったため、ピータールートに関しては、恋愛要素よりも別の部分の方が印象に残っています。

スパイシーエンドは、どのキャラも刺激的でしたが、ピーターはさらにそれの上をいった気がします。

スパイシーエンドは、軽く私の地雷だったかもしれません。

私にはそんなに地雷はないと思うのですが、珍しくショッキングな展開でした…。

アラン・メルヴィル  CV:古川 慎さん

本編では、長い年月にわたり、一途にリネットちゃんの幸せを願い続けてきたアラン。
このFDでも、たとえ自分を犠牲にしても、リネットちゃんを大事にするという姿勢は変わりませんでした。

「FDなのに、こんなに色々なことが起きる?!」と思うほど、がっつりと新たなストーリーが進行していきます。
ファンタジー要素たっぷりで、本編ではそこまで描かれていなかったサブキャラとの交流なども見られて、とても面白かったです!

恋愛な糖度はもちろん高いのですが、ただ甘いだけではなくて切なさもあって、そして何よりストーリーが美しい!!
FDの攻略キャラの中だと、アランのシナリオに最も魅力を感じました。


アランは、作中でずーっと理想的な旦那さんでした。
どのエンドも、アランの愛情の深さが伝わってくるのがとても良かったです♡

スイートエンドで泣きました…すごく好き♡
内容的に甘いかと聞かれたら、ちょっと疑問は残るけど。

アランルートは、「FDというのは、こうであって欲しい!」と思うような大満足の内容でした!

本日は、キュピパラFDの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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