『ビルシャナ戦姫 ~一樹の風~(ビルシャナFD)』ネタバレなし感想・レビュー

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本日は、『ビルシャナ戦姫 ~一樹の風~(略称:ビルシャナFD)』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。

ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。

目次(クリックできます)

あらすじ

平家と源氏の命運をわけた『平治の乱』から十五年――。
栄華を極めた平家はこの世の春を謳歌し、敗れた源氏は没落の中にあった。

かろうじて命を助けられた源氏の御曹司・遮那王は、
山深い鞍馬に預けられ、修行の日々を送っていた。

そんな遮那王には誰にも知られてはならない秘密があった。
――実は女だという重大な秘密が。
(引用:公式サイト

おすすめポイント

  • 合計9人との恋愛ストーリー
  • 本編ではカッコいい遮那ちゃんが中心だったが、後日談では女の子らしい姿が見られる
  • 後日談では、遮那ちゃんが溺愛されていたりして、甘いシーンが堪能できる
  • 正規ルートでは、美味しいバッドエンドもあり
糖度アップで
嬉しい♡

全体感想

内容について

下記のような内容で構成されています。
攻略人数は多いものの、どれもそれほど長くないため、思っていたよりもサクッと終わった印象です。

合計9人のキャラたちとの恋愛ストーリー
本作品の構成
  • 本編での攻略キャラ5人の後日談
  • 本編では攻略キャラではなかった4人のキャラの正規ルート

本編での攻略キャラ5人の後日談

後日談では、本編のストーリーのおさらい的なものがなく、いきなり後日談のストーリーが始まります。

本編の終わり方は、攻略キャラたちが源氏なのか平家なのか、また遮那ちゃんとの間に身分の差があるかどうかなどと関係して、攻略キャラによって大きく異なっていました。
忘れっぽい私は、後日談のスタート時点での、各カップルの置かれている状況がすぐには思い出せなくて…。

後日談に関しては、個人的には本編の直後にプレイするとよりスムーズに楽しめるのではないかと思いました。
(記憶力が良い方なら、いつプレイされても全く問題ないと思います。)

ちなみに、本編も感想を書かせていただいておりますので、もしよろしければこちらからご覧くださいませ。

新規攻略キャラ4人の正規ルート

どのルートでも遮那ちゃんが女性であることがバレるシーンがあるわけですが、本当に色んなパターンのバレ方で。

遮那ちゃんがうっかりな言動をしてしまったり、不可抗力的なものだったり、はたまた攻略キャラが策略家だったりして。
そのバリエーションの豊富さに感心しつつ、楽しませてもらいました♪

本編ではダントツで教経推しでしたが、このFDの攻略キャラたちの中では、重衡のストーリーに一番惹かれました♡

キャラ別感想(後日談・攻略キャラ

源 頼朝  CV:古川 慎さん

他のルートでは冷たい顔や無表情しか見せてくれなかったので、ここでの表情豊かな様子とのギャップがすごかったです。
遮那ちゃんがいないと生きていけない感じになってて…とっても甘いぞ♪

仲良しなシーンでは、「あら♡ そんな場所で…?!」と思ったり…。
頼朝様のスペックの高さを見せつけられた素敵なハピエンでした。

余談ですが、頼朝様のイラストだけ背景が黒くなってしまったのはなぜだ…。

平 知盛  CV:福山 潤さん

遮那ちゃんへの溺愛っぷりが本当にすごくて…!
他のルートでの知盛は別人ですか?!」って感じでした。

どの攻略キャラも遮那ちゃんを好きになったことによって変わっていくのですが、知盛は本編開始時の性格と比べて、1、2を争うほどの変わりっぷりでした。

嫉妬深かったり、危うさも所々見受けられるけど、「遮那ちゃんの笑顔を曇らせるようなことはしない」という姿勢が本当に良かったです!
ここまで大事にされると、幸せで安心感のある結婚生活を送れるだろうな。

武蔵坊弁慶  CV:梅原裕一郎さん

身分差があることに加え、弁慶は僧侶なので、夫婦の関係性を周囲に明らかにできないという、もどかしいルート。
弁慶は、個人的には好みのタイプではないですが、実際のところ、こういう人と結婚したら穏やかに暮らせるんだろうなと思います。

さらりと大人っぽい展開になるのですが、なぜかいやらしさを感じなくて、あまりドキドキしなかったです。
なんというか、家族っぽい雰囲気とか安定感の方を強く感じてしまった…。

でも、弁慶が嫉妬するシーンや、仲間たちとわちゃわちゃしているシーンは好きでした♪

春玄  CV:斉藤壮馬さん

実はビジュアルが一番好みなのは春玄なのです。

このルートでは着物がはだけたりするのですが、なぜか春玄だけは着物をはだけさせないで欲しいと思ってしまったのは私だけでしょうか?
尊いものを隠しておきたくなるという謎の感覚…。

常にどことなく気品が感じられる春玄ですが、ここでは雄味を出してきていて、そのギャップが素敵♪
「愛してる」のセリフが一番ズキュンときて、ほわっと心が温かくなったのは春玄でした♡
このセリフ、イヤホンで何度も聴きたい…。

平 教経  CV:河西健吾さん

本編では、好敵手から恋人へという関係性の変化に萌えに萌えた教経。
本作では、2人が堅実に暮らしているところから話が始まります。

遮那ちゃんが女性として生きていくにあたり、普通の女性のように振る舞わなければならなくなっていました。
そんな状況に、「遮那ちゃんは戦闘能力が高いのに…!」と、見ていてモヤモヤしたり。

ですが、ある人物たちの介入などもあって、教経と遮那ちゃんがより良く暮らせるようになり、気持ち良く終われました。

生真面目な教経が、遮那ちゃんのことを想って我慢してるところ、本当に素敵でした♡
教経は誠実なところが魅力的でしたが、教経ファンとしてはもっともっと雄っぽさを出してくれても良かったと思います!

キャラ別感想(正規ルート・攻略キャラ

佐藤 継信  CV:近藤 隆さん

遮那ちゃんにとって、兄のような存在でありながら、頼りになる従者でもある継信。
継信の遮那ちゃんへの気持ちが、敬愛や親愛のようなものから愛情へと変わっていく様子が丁寧に描かれていました。

2人の距離が近づいていく過程で、様々な困難があってハラハラさせられるのですが、継信には不思議と信頼感や安心感がありました。

継信は、遮那ちゃんのことを命をかけて守ってくれるので、そういうシーンにグッときました♡
『主従の恋愛』ってイイ!

佐藤 忠信  CV:小西克幸さん

明るくて惚れっぽくて、どこか抜けているような性格ですが、仕事は真面目にきっちりこなす忠信。
大型ワンコ系で、感情表現がとてもストレートなキャラでした。

遮那ちゃんと忠信は、2人とも人を惹きつける魅力を持っていて、その魅力がたっぷり詰まったストーリーだったように感じました。
追い詰められた状況になった時、仲間の温かさに感動しました!

ただハピエンに関しては、明るくて前向きな忠信と一緒だからこそ、幸せな方向へと考えられたのかなと思ってしまいました。
刺激的な毎日は送れそうですが、年を取った時のことをつい考えてしまう…。

佐々木 高綱  CV:天月さん

高綱は、序盤ではわりと毒舌というか、自分の気持ちに正直に発言する子だったので、実は最初の印象はあまり良くありませんでした。
頭の中で勝手に『素直で可愛い年下キャラ』を想像していたので、それを裏切られたギャップみたいなものがあったのかなと思います。

でも、高綱が遮那ちゃんのことを認めるようになってからは、遮那ちゃんへの接し方も変わってくるので、途中からは心安らかに見ていられるようになりました。

遮那ちゃんはとても強い子ですが、このルートでの辛い状況は精神的にかなりの負担だったのでは…。
「遮那ちゃんの気持ちも考えた上で、どうにかできなかったの?」と思ってしまいました。
バドエンは案の定…という感じで。

高綱の戦う時の掛け声がちょっと独特に感じて、それが印象に残っています。

平 重衡  CV:逢坂良太さん

このFDで一番惹かれたのが、この重衡でした♡

本編ではかなりの問題児だった気がしますが、このルートでも最初の方では、わがままというか不器用というか。
良い意味でも悪い意味でも純粋で、子供のような人でした。

そんな重衡ですが、遮那ちゃんと接しているうちに視野が広がって、大きく変わっていきます。
恋愛を経て成長するキャラって、すごく好き♡

このルートでは、重衡にとって大きな存在である知盛がストーリーの上でも大きく関わってきます。
個人的には、「知盛の魔の手から、どうやって遮那ちゃんを守るか?」というのがテーマだった気がする…。

知盛と重衡は対照的に描かれていて、特にそれがはっきり現れているのが、2人が遮那ちゃんの表情について話すシーン。
詳しくは書きませんが、ここでの重衡の言動がすごく好きでした♡

大好きな兄であり、最強(最恐)の存在である知盛。
そんな知盛に、重衡が遮那ちゃんへの想いのために対峙するところにキュンときました♪
重衡は命をかけて恋をしている感じが素敵でした♡

このルートはバドエンも秀逸で…!
あるキャラ(と書いたものの隠せていない気が…)が良い仕事をしてくれて、バドエンも一番印象に残りました。

感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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