『深淵のユカラ』ネタバレなし感想・レビューと攻略情報

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本日は、乙女ゲーム『深淵のユカラ(Yukar From The Abyss)』のネタバレ無しの感想・レビューと攻略情報についてを書かせていただきます。

ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。

目次(クリックできます)

『深淵のユカラ』のおすすめポイント

  • 北海道の魅力が感じられる
  • 恋愛を楽しみつつ、教養を高めることができそう
  • 神々に翻弄される命がけの恋愛

ユカラのあらすじ

東京で働いていた主人公は、とある事情で北海道で一人暮らしをすることになった。

ある夜、友人と会った帰り道、うたた寝して汽車を乗り過ごしたことに気付く。

慌てて汽車を降りると、そこはカムイモシリという聞き覚えのない駅だった。

灯りを目指して歩くと、見慣れない衣装をまとった人々が宴をしていた。

なぜか主人公は彼らに追われ、捕えられる。捕まえた青年は彼女を死者の国に連れて行くと告げた。「だってお前、死んでるだろ」

思いがけず神々の世界への扉を開いてしまった主人公に、様々な試練が降りかかる。 物語の舞台は札幌、小樽、函館、江差、釧路、根室、知床――次はどこへ? そして神々との禁断の恋の行方は――。

(引用:公式サイト

ユカラの攻略順について

私は、下記の順で攻略しました。

私が攻略した順番
  1. 笹山キリル
  2. モシレチク
  3. 李懐素(リー・ホワイスー)
  4. ぺウレプ

ぺウレプルートでは真相が明らかになるので、最後に攻略した方が楽しめるかと思います!

全体感想

北海道の歴史や文化をはじめ、様々なジャンルに触れられる

北海道が舞台で、実在する地名が登場します。
作中で美しい風景写真などが多く出てくるところが新鮮でした。

アイヌの文化や言葉を知ることができる作品。
また、北海道のみならず、ルートによっては海外が舞台になったりします。

地理や歴史、自然、漢詩など、多岐にわたるジャンルに触れていますので、この作品を入口として、そのような方面の知識も深めていけそうだと感じました。

恋愛を楽しみつつ、教養を高めることができそうな乙女ゲームといった印象でした。

ちなみに、私は野生動物好きなので、動物が登場する度にテンションが上がっていました!

神々との恋愛

エンドロールで流れた参考文献などを見るに、神様への考え方などは、北海道に古くからある思想をもとに描かれているかと思います。

人間が、自然や野生動物を神様とみなして、感謝や畏敬の念を抱く。
神様はそんな人間に恵みを与え、見守っている。

これまで保たれてきた均衡が崩れた状況の中、物語が展開していきます。

ある出来事から神々と関わることになった主人公。
どうやら何者かが主人公を狙っていることが判明します。
主人公の味方となって守ろうとしてくれる神もいるものの、彼女が危険な目に遭うことが多く、なかなかスリリングでした!

恋愛する相手が神様なので、何を考えているのかが分からなかったり、下手をすれば殺されてしまうのでは…という場面もあったり。

私の想定外の恋愛ストーリーが描かれていたように思います。

主人公を生かしておいてあげるのが難しかった

私はゲームをプレイする時には、攻略サイト様を参考にさせていただくことが多いのですが…

この作品は、ネットで一部しか攻略情報が見つからなくて。

自力で攻略してみたのですが、主人公がお亡くなりになる結末を見すぎて、心が折れそうになりました。
「フルコンプ諦めようかな」という考えが頭をよぎったり…。

結局、フォロワーさんに情報をいただいて、なんとかフルコンプすることができました!
私が参考にさせていただいた攻略情報については、この記事の後半に書かせていただきますね。

攻略キャラは4人

攻略キャラは4人いるのですが、全員、最初から最後までボイスありでした。

私にとっては、はじめましての声優さんばかりでしたが、どの方の演技も素敵で、作品の世界に入り込めました!

ちなみに、主人公と攻略キャラ以外のキャラのボイスはなしです。

ユカラの糖度は?

フルコンプした時点で「あまり糖度が高いとは感じなかったな」と思い、もう一度見直してみたのですが、ルートによってはいちゃいちゃしているシーンもあったんですよね。

それなのに、どうして糖度が高い印象がないのか考えてみると、恋愛の過程がちょっと駆け足だったからかもしれません。
短編作品なので、仕方ないとは思いますが…。

また、キャラによっては、すべてのエンドを見ても、恋愛していた印象を受けないキャラもいました。
これについては、そのキャラのストーリーがそういうものだったからだと思います。

個人的には、主人公が社会人なので、もう少し大人っぽい恋愛描写をして欲しかったかも。
意外と節度あるお付き合いをしていた印象でした。

主人公・隠岐くる美

東京で働いていたものの無職になったことをきっかけに、北海道で一人暮らしをすることになりました。

社会人経験があるからか、適応力が高い印象です。
何度か死にかけたり、突然神々との交流の日々が始まったりするのですが、ほとんどうろたえることなく、受け入れていました。

くる美ちゃんは、いざという時に潔くて決断力があるので、気持ちよく見守れる子でした。

優しい性格なのですが、いい子すぎないところも魅力だと思います。
保身のために嘘もつきます。
(ちなみに、嘘をつかないと命の危険があります。)

何者かに狙われている彼女はどんな存在なのか、なぜ狙われるのか、次第に明らかになっていきます。

くる美ちゃんは、あるキャラのバッドエンドのスチルが非常に印象的でした。
残酷シーンなのですが、「乙女ゲームの主人公がこんなことをしているところを描いたスチルは珍しいな」と少々驚きました。

キャラ別感想

※キャストさんについては、4Gamer女子部(仮)様に掲載されている情報を参考にさせていただきました。

笹山キリル  CV:吉田瑞希さん

江差出身の貿易商。いつも笑顔を浮かべ、穏やかで社交的(引用:公式サイト)。

第一印象では、女性慣れしている印象のキリル。
わざと誤解されるような態度をとったりするので、本心が分かりづらいキャラでした。

キリルの言葉に惑わされず、彼の本心を見抜くことで、2人の心の距離が近づいていきます。
この作品の中ではわりと恋愛色が濃くて、甘めなシーンも含まれるルートだったように感じました。

また、このルートでは、幕末に活躍した人物なども登場しますので、歴史好きさんは特に楽しめるのではないかと思います。

くる美ちゃんがキリルを好きになるのは分かるのですが、キリルがどのように彼女を好きになっていったのかは、最後までよく分かりませんでした…。
私が鈍感なだけかもしれません…。

ビジュアル的には、キリルが最もタイプでした♡
この姿以外も見られるのですが、個人的にはそちらの姿の方がもっと好き!

モシレチク  CV:水春アルト

知床半島に住む、黒い巨体の魔神。傍若無人で恐れられている(引用:公式サイト)。

ある日、突然、モシレチクのところへ連れてこられたくる美ちゃん。
モシレチクは、彼女を嫁にすると勝手に決めます。

モシレチクとの会話は命がけです。
くる美ちゃんが彼にとって気に入らない返答をすると、彼女の命はありません。


荒ぶる神といった印象でしたが、乙女ゲーム的な表現で言えば「俺様」とも表現できるのかも。

モシレチクは、セリフがすべて詩的というのか、演劇的というのか。
独特な言葉選びをするのが印象的でした。

このルートでは、モシレチクの正体が大きな意味を持ちます。
会話の中で少しだけヒントが出てきますが、北海道に生息する野生動物に詳しい方だと分かりやすいかもしれません。

モシレチクは、くる美ちゃんに執着してくれるのが素敵です♡
自分の恋愛感情に気づかないうちから…。

モシレチクは、すべてのキャラの中で、バッドエンドが一番しんどかったです。
ストーリーもさることながら、乙女ゲームではあまり見ないような展開やスチルが印象に残りました。

李 懐素リー・ホワイスー  CV:相川 龒さん

釧路湿原に住む湿地の神。 優雅で気品に溢れ、芸術を愛する(引用:公式サイト)。

くる美ちゃんにとって、味方なのかどうなのか、とらえどころがないキャラ。
彼女はホワイスーさんのことを知りたいと思っているのですが、彼はあまり過去に踏み込まれたくないようで。
でも、一緒に旅をするうちに、少しずつ彼のことを理解していきます。

終盤になっても、彼女に恋愛感情を抱いているのかどうかが分かりづらかったホワイス―さん。
くる美ちゃんが頑張ってアプローチしていた印象でした。

あまり恋愛色の濃くないルートというか、ホワイス―さんの神っぽさが際立っていたというか。

もっと積極的なホワイスーさんも見たかったなぁ。

ペウレプ  CV:矢本颯真さん

勇猛果敢な、山の神の若き首領(引用:公式サイト)。

最初に出会った時から、くる美ちゃんのことを知っているような様子だったぺウレプ。

他の攻略キャラは、信用できるのかどうか、不安な時間が長かったのですが、ぺウレプに関しては安心感がありました。

一番自然に恋愛できたのがぺウレプでした。
2人のこれまでの経緯を知ると、そういう気持ちになっていっても自然なんですよね。

くる美ちゃんのことを心から心配し、幸せを願ってくれて。
真っすぐな性格のぺウレプ、好感度が高かったです。

「自分は神だから」と弁えるところは弁えつつも、しっかり愛情表現してくれるところが魅力的なキャラでした!

上でも書きましたが、ぺウレプルートでは真相が明らかになります。
思ったよりもあっさりな真相でしたが、短編作品なのでちょうど良いのかも。

作品情報

Nintendo Switchのほか、PCとiOSでもプレイが可能です。

ゲーム起動時に、日本語と英語のどちらかを選択できるようになっています。

タイトル:深淵のユカラ

対応OS:PC / iOS / Nintendo Switch

配信プラットフォーム:Steam / アニメイトゲームス / App Store / ニンテンドーeショップ

販売:LocaGames

公式サイト: https://loca.games/yukar-from-the-abyss/

攻略情報について

私がプレイした時、なかなか攻略できずに苦労したので、攻略情報について少しだけ触れさせていただきます。

※2024.8.6現在の状況ですので、その後、新たに攻略情報を掲載してくださる方がいらっしゃるかもしれません。

キリルとモシレチクの攻略情報は日本語版がある

日本語での攻略情報については、下記のサイト様でキリルとモシレチクの攻略を載せてくださっています。

漆宮あきら様 『物語と生きる』
https://mono-iki.com/yukar-guide/

英語のサイトでは、ホワイスーとぺウレプを含めて攻略情報の掲載あり

ホワイスーとぺウレプの2人については、攻略情報がなくて困っていたところ、親切なフォロワーさんが「英語版なら攻略情報あるよ!」と教えてくださいました。

下記のサイト様には、とても助けられました!

『Steamコミュニティ・ガイド』
作者:*Hellcat*様
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3025964968

日本語に翻訳する方法

翻訳のツールは色々あると思いますが、ご参考までに、上で紹介した攻略サイトを日本語に翻訳する方法について書かせていただきます。

(1)Google Chromeで上記攻略サイトを開く

(2)画面右上にある縦並びの3つの点のマークをクリックする


(3)「翻訳」をクリックする



(4)「日本語」を選択する

補足・注意事項など

この攻略サイト様を拝見していて、個人的には少しだけ戸惑った部分などがありましたので、補足・注意事項を書かせていただきます。

補足・注意事項
  • 日本語に翻訳した場合、実際のゲームの選択肢とは文章が多少違う→同じような意味のものを選んでください。
  • 選択肢の最後に「X」と書かれているものが、選ぶべき選択肢
  • 一部スチルバレあり(完全にネタバレを避けたい場合には、参照をおすすめしません)

本日は、『深淵のユカラ』の感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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