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本日は、Switchでプレイできる『レッドベルの慟哭(どうこく)』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。
ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、「100%ネタバレ無し」とは言い切れませんので、ご注意くださいませ。
- 作品のおすすめポイント
- 作品紹介
- 攻略順・攻略制限
- 作品の糖度
- 全体感想・キャラ別感想
レドこくのおすすめポイント
レドこくの作品紹介
(動画:公式サイトより)
紅鈴樹(レッドベル)が大地の中心に聳え立つ、
陽の光が降り注ぐ国『ヘーメレー』。
王制の続くその国で、人間たちは穏やかに、平和に暮らしていた。
――赫きの日(かがやきのひ)が訪れるまでは。その日、ヘーメレーに突如として現れたヴァンパイア。
人間を捕食し、貪り、蹂躙し、
多くの人々が大切な家族を、恋人を、友人を永遠に喪った。
ヘーメレーのとある街で、そんなどこにでもある悲劇があった。
独り残された少女は絶望と屈辱の中、復讐を誓い、
ヴァンパイアに対抗するハンターへと成長した。
そしていつしか『Elpis7』――希望と呼ばれる者の1人となった。ある日彼女は差出人不明の手紙を受け取る。
手紙に記された館にはハンターたちと王国騎士が待ち受けていた。
集められたハンターたちは勅命を受ける。
「ハント部隊を結成し、ヴァンパイアの世界『ニュクス』へと侵攻せよ!」と。待ち望んだ機会、歓喜に震える少女。
しかしそれは、世界の命運をかけた遊戯のはじまり。
遊戯のように駒を動かし、駒を見捨てて、駒を隠して――最後に残るのは一体いくつ?
(引用:公式サイト)
攻略順・攻略制限について
攻略キャラは4人です。

主人公と歳が近くて、放っておけない系のキャラが多かったので、個人的には嬉しかったです♡
この作品は、メインのストーリーと、恋愛に特化したパートがあったように思います。
3人の攻略キャラたちと満遍なく仲を深めつつ、全体的なストーリーが進行していきます。
共通ルートという感じなのかもしれませんが、それにしては、とても長く感じました。
ここでは、プレイヤーが攻略キャラを選んでストーリーを進めることはできません。
定められた順番で攻略キャラたちとのストーリーが展開していきます。
メインのストーリーが完結した後に、各攻略キャラとの恋愛が描かれているパートがあります。
このパートでは、好きな順番で攻略キャラのストーリーが見られます。
全体感想
人間 vs ヴァンパイアの戦いから始まる
物語の序盤では、人間とヴァンパイアとの戦いが描かれていました。
この国には、『Elpis7』と呼ばれる、最高峰のヴァンパイア・ハンターたちが存在しています。
主人公のジュリエットちゃんも、そのメンバーの1人。
王国騎士団長が『Elpis7』を率いて、ヴァンパイアの世界へと侵攻することから物語が始まります。
そこからは、ショッキングな展開が何度もあって、ハラハラの連続でした!
生きるか、死ぬか、というような、わりとシリアスな展開ではあるものの、全体的には暗い印象は受けませんでした。



前半部分は『ダークファンタジー』という言葉がぴったりでしたが、後半部分はダークさが薄れる感じでした!
前半部分では、主人公がどんなに頑張っても、なかなかうまくいかなくて、残酷な結末を迎えることも多かったです。
何度も失敗を繰り返して、「今度こそ、うまくいくんじゃないか?」と思ったところで、また期待を裏切られて。
前に進めていている感じがしなくて、プレイしていてしんどかったり、停滞気味に感じられたところもありました。



序盤にバッドエンドを何回も見たような印象。
ですが、ある時点からストーリーが急激に流れ始めます。
そこからは、ノリノリでプレイしました♪
この作品には、完全な悪役もいるけれど、敵が味方になったり、味方だと思っていたら予想外の展開になったり…
そういうところに心を揺さぶられて面白さを感じました!
人間とヴァンパイアの戦いという構図から始まる物語ですが、その先に見えてくる真実…。
ファンタジー要素たっぷりで楽しめました♡
自然な吸血シーンあり
ヴァンパイアが登場する作品ということで、予想はつくと思いますが、吸血シーンがあります。
ただ、すべての攻略キャラにあるわけではありません。
吸血シーンは、数としては少なめでしたし、水音たっぷりでズルズル啜るような感じではなかったです(笑)
やむを得ない状況で、お互いへの思いやりや配慮があるような雰囲気の中で行われていたので、吸血シーンに対してマイナスな印象は受けませんでした。



実は、状況によっては吸血シーンが苦手なのですが、この作品は大丈夫でした!
キャラによっては、吸血シーンが結構色っぽくて…声優さんの個性が出ているように感じました。
思っていたよりも、恋愛要素があった
プレイする前は、「あまり恋愛要素が含まれていないのかな~」と勝手に思い込んでいたんです。



実際にプレイしてみたら、「あ、意外と恋愛要素がある!」と感じました。
ただ、恋愛パートは短めなので、乙女ゲーマーとしてはちょっとだけ物足りない気持ちもありました。
再プレイした時の方が恋愛に集中できた
この作品は、1人の男性キャラに集中して仲を深めるという作りではなくて。(例外はありますが)
ストーリーを進める中で、満遍なく複数のキャラたちと交流していく感じなんです。
「男性キャラA→男性キャラB→男性キャラC→男性キャラA→…」といったように。



タイムリープっぽいと言えば、伝わりやすいかも。
話があっちこっちに飛んで、その度に一緒に過ごす男性キャラが変わるので…。
私のような鳥頭&亀スピードのプレイヤーだと、ちょっと混乱してしまった瞬間がありました。



「男性キャラAと、過去にどんなことがあったっけ?」みたいな感じで(笑)
そんなわけで、プレイ終了後に、男性キャラごとにまとめて見直した時の方がしっかりときめくことができました♡
コインを集めることで、Extra(おまけ)が見られるようになる
ミッションパートをこなしていくと、コインが貯まっていき、コインの数によって、Extra(おまけコンテンツ)が解放される仕組みとなっていました。
私の場合、すべてのハッピーエンドを見た時点では、コインの数が足りず、複数のおまけコンテンツが見られませんでした。
バッドエンドを回収する中でコインが貯まり、Extraが見られるようになりました。
バッドエンドの回収に手間がかかる
この作品では、様々な結末が描かれています。
ゲームオーバー的なバッドエンドの中には、スチルがあるものも含まれます。
スチルは全部見たいので、バッドエンドを全部見ようと思ったのですが…
この作品は、次の選択肢までジャンプする機能がないため、すべてのバッドエンドを見るのはちょっと大変かもしれません。
ミッションパートは飛ばせないし、ミッションパートの中にもバッドエンドがあるし。



1枚だけ見られないバッドエンドのスチルがあって、これを見るのに苦労しました…!
レドこくの糖度は?
「もうちょっとで、ときめきそう!」というところで、その先が描かれていなくて、「そこのところ、もう少し詳しく!!」という気持ちになったりして。
大人っぽいシーンもあるのですが、美しい描写でフェードアウトしていくんですよね(笑)
全体的に重厚感のあるストーリー展開なので、その雰囲気を壊さないような恋愛描写だったかなぁ、という感じです。
しっかり恋愛はしているんですが、さらりと描かれている感じ。
個人的には糖度が高いとまでは言えないように感じましたが、恋愛以外のシナリオが楽しかったので、プレイして良かったと思える作品でした。



私の好きなタイプのキャラが多かったので、ファンディスクが出たらすごくときめきそうな気がしています…!
主人公(ジュリエット・ローズ)


最高峰のヴァンパイアハンターElpis7の1人。
唯一の肉親である兄をヴァンパイアに殺され、復讐を誓い、ヴァンパイアハンターとして生きてきた(引用:公式サイト)。
ニードルガンという武器を使って戦うヒロインです。
凄腕のヴァンパイアハンターでありながら、女の子らしい部分がしっかり感じられる子でした。



時にはイカサマをするところが、ヒロインにしては珍しいなぁと思いました。
ジュリエットちゃんには、戦う相手や、解決しなければならない問題が多くて。
さらに、途中である事情が明らかになり、仲間に対しても気を抜けなくて。
本当にストレスフルだったと思う…!
生死をかけた挑戦に何度も失敗して、心がボロボロになっているだろうに、それでも諦めない強い精神を持った子。



負けず嫌いな性格で、ここぞという時に踏ん張れる子なので、気持ちよく見守ることができました!
攻略キャラたちは、放っておけないタイプが多いのですが、ジュリエットちゃんは「彼らの状況をどうにかしてあげたい」という強い思いで行動していきます。
彼らにとって、ジュリエットちゃんの包容力はかなり魅力的だったと思われます。
キャラ別感想
ギャレット・ウェルキン CV:浪川 大輔さん


若くして王国騎士団長を務めるヘーメレーの英雄(引用:公式サイト)。



攻略キャラの中で、唯一の年上キャラ!
最初は隙のない人物に見えましたが、重いものを抱えていて…。
ジュリエットちゃんは、「彼を明るい場所へ連れて行ってあげたい」という思いで奮闘します。
ギャレットは、ジュリエットちゃんからロマンチストと言われるだけあって、キザなセリフがわりとあったのが印象的でした。
『言葉が足りない』とよく言われるとのことで、ジュリエットちゃんにだけはそのせいで誤解されたくないらしく。
はっきりとした言葉で愛情を伝えてくれるので、ジュリエットちゃんは動揺していましたが、プレイしていても、ちょっと照れました(笑)
アシェル・トンプソン CV:岡本 信彦さん


明るく優しい性格の、主人公の幼馴染(引用:公式サイト)。



可愛すぎて、一途すぎて…好き♡
ジュリエットちゃんにとって、アシェルと再会した当初は、久しぶりに会った懐かしい幼馴染という認識しかなかったと思います。
そこから、アシェルのために色々してあげたくなって…
そんな気持ちの変化が描かれていました。
アシェルの置かれた辛い状況を知ったら、何かしたくなるのは当然だと思います。
でも、ジュリエットちゃんがどんなにアシェルを救いたくても、できることには限界があって。
アシェルは、自分自身が危機的状況に置かれているにもかかわらず、「なんで、こんなに優しいの?」と思って…なんだか泣きそうになります。
ジュリエットちゃんとアシェルのこの状況が、本当に切なくて…でも、アシェルの愛情が伝わってきて温かい気持ちにもなって。



切なさや悲しさ、もどかしさとともに、アシェルへの愛おしさがあふれて胸がいっぱいになるルート。
アシェルは可愛いのですが、子供っぽいわけではなく、カッコイイ見せ場などもちゃんとあって、良きキャラでした♡
このルートでは、リップ音が聴けたりして、色っぽいと感じられるシーンもありました。
岡本さんは、乙女たちを喜ばせるのが上手だなと思いました♡
ロドス・ハートフィールド CV:河西 健吾さん


優雅で美しいハイクラスヴァンパイア(引用:公式サイト)。



攻略キャラの中で唯一のヴァンパイアであるロドス。
最初から何か思うところがあって、ジュリエットちゃんに近づいてきた感じでした。
ジュリエットちゃんは、ヴァンパイアを憎んでいることもあり、ロドスに警戒して接していました。
やむを得ない理由から、ロドスと一緒に行動することになっても、彼の思惑や本心がなかなか見えません。
ロドスは優しくしてくれますが、何か隠している感じで…ジュリエットちゃんはいまいち信頼しきれないんですよね。
ぶつかりあってロドスの本音が聞けてから、やっと信頼関係を築くことができました。
ロドスとの恋愛に関しては、種族の違いがネックとなり、ジュリエットちゃんは臆病だったように思います。
それに対して、ロドスはかなり情熱的だった…!



告白してくれたロドスに対して、冷たすぎるジュリエットちゃんに、見ているこちらもビックリ…
Sad Endまで見た段階でのロドスの印象は、健気で献身的。
種族の違いさえも乗り越えるほどのロドスの強い想いに、心が動かないはずはないと思います…!
キーラン・ローウェル CV:江口 拓也さん


最高峰のヴァンパイアハンターElpis7の中でも最強と謳われるハンター(引用:公式サイト)。



キーランは、他の攻略キャラとは立ち位置が異なる、特殊な攻略キャラでした。
恋愛に関して言えば、キーランルートだけ独立している感じで、物語の構成的にキーランとの恋愛が一番集中できた気がします。
キーランは、ハンターとしては最強であるものの、人間離れしているというか、どこか感情が欠けている部分があって。
ジュリエットちゃんは、そんな彼のことを知れば知るほど、「放っておけない、傍にいてあげたい」と思うようになります。
キーランとジュリエットちゃん、両方の視点からお互いを大切に思うようになるまでの流れが丁寧に描かれていて、惹き込まれました!
キーランとの恋愛は、周囲から温かく見守られた感じ。
みんなの前で、ジュリエットちゃんへの愛を無意識に披露してしまうキーランにニヤニヤしてしまいました♡



Sad Endは、めちゃくちゃ泣きました。
悲しいけど、こういう結末、嫌いじゃない。
Switch版は、ダウンロード専用ソフトが販売中
『レッドベルの慟哭』は、My Nintendo Storeにて、ダウンロード版が販売されています。



時々、セールをしているので、その時が狙い目♪
本日は、レドこくの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
ちょっとだけ雑談ですが…昨日、青森からリンゴが届きました!


この農園さんからリンゴを買うのは3回目。
毎回、蜜入りでシャキシャキの美味しいリンゴを送ってくださいます♪


リンゴは、近所のスーパーなど、どこででも買えますが、蜜入りで本当に美味しいものって、なかなか出会えないですよね。
(産地に住んでいらっしゃる方がうらやましい♡)
美味しいリンゴが食べられて嬉しかったので、書かせていただきました。
美味しい農作物を作る技術を持ってらっしゃる農家さんって、日本の宝だと思う…!
わが家は2人暮らしなので、新鮮なうちに食べきれる家庭用の3kgのものを買いました。
家庭用なので多少は傷がありますが、美味しいので気になりませんでした!
オンラインショップでは、もっと量が多い商品や贈答用も取り扱っているので、もしよろしければ♪



『蜜入り』、『糖度13度以上』が保証されていない商品も取り扱っているようですので、ご注意ください!



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