本日は、『Re:BIRTHDAY SONG~恋を唄う死神~another record(略称:リバソン)』ネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。
旧ブログから引っ越してきた記事ですが、よろしければお付き合いくださいませ!
ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。
リバソンのおすすめポイント
リバソンのあらすじ
天国と地獄の境目、人の魂が還る場所のすぐ近く。
引用・参考:公式サイト
そこには人の魂を奪い取る神様、「死神」を養成する学校があった。
死神候補生として学校に集められた元人間である主人公達。
そこでは同じ死神を目指す候補生とそれぞれペアを組み、一人前の死神になるための勉強をする。
落ちこぼれの主人公が入ることになった「特別補習組」には、様々な事情を抱えてこの学校にやってきたクセのある男の子ばかり。
彼らのうちの一人とパートナーとなり、死神を目指すことになるが―。
全体感想
死神候補生たちの物語
主人公のココロちゃんや攻略キャラたちは、人間として命を落とした後に、冥府という世界に来ました。
ちなみに、冥府とは、現世で未練を残したまま亡くなってしまい、転生もできずにさ迷っている元人間の魂達が集い、暮らしている場所(引用:公式サイト)。
ココロちゃんは、この冥府にある死神養成学校に通い、他の候補生達とともに死神になるために必要な技術や知識を学んでいます。
死神候補生の物語ということで、死に関するシーンも多く描かれており、悲しい気持ちになることもありました。
でも、全体的には穏やかで優しい雰囲気で、ルートによっては泣ける物語でした。
現世に何らかの未練がある攻略キャラたち
攻略キャラたちは、皆現世になんらかの未練があるのですが、各ルートを進んでいくと、その未練が明らかになってきます。
攻略キャラは5人。
そのうち4人はココロちゃんが所属することになった特別補習組のクラスメイト、残りの1人は担任教師です。
担任教師であるナミ先生のルートは、他の4人を攻略した後に行けるようになります。
ココロちゃんには、現世の記憶がありません。
ですが、攻略キャラの中には彼女のことを知っているような素振りを見せるキャラもいて。
その関係性が気になりつつプレイしました。
各ルートの前半は、恋愛の過程がじっくり描かれていて、比較的穏やかなストーリー展開でした。
ちょっと刺激が足りないと感じることもありましたが、後半に入ると真実が次々に明らかになってきて惹きつけられました♪
また、視点の切り替えで、男性目線で語られる部分があるのがとても良かったです。
死神養成学校の特別補習組とは?
死神養成学校において、特別補習組は落ちこぼれの集まりとして、他のクラスの生徒から馬鹿にされています。
ですが、実は、勉強ができないのはココロちゃんの他に1名だけなんです。
その他のメンバーは特別な事情があって特別補習組に入ることになったのですが、その事情については各キャラのルートで明らかにされていきます。
そして、最後に特別補習組とは何なのかが明らかになり、「そうだったのか!」と納得。
可愛くてちょっとメルヘンな世界観
校長先生がフクロウだったり、変身する動物が登場したりして、可愛くてメルヘンな世界観に癒されました。
特に、ナミ先生の使い魔のユユが可愛くて♡
最初にお声を聞いた時、「AMNESIAのオリオン?」と思ったのですが、同じ声優さんなのですね。
今回のユユ役でも、ココロちゃんをサポートしてくれるいい子でした。
Vita版の追加要素『死神アフターストーリー』がボリュームたっぷり
タイトルの通り、『死神アフターストーリー』が予想以上にボリュームたっぷりでした!
本編では、ココロちゃんと攻略キャラたちのピュアな距離感が魅力的な作品。
アフターストーリーでは、個人的にはもう少し糖度が欲しかった気もしましたが、本編同様、爽やかな気持ちで見守れるようなストーリーとなっていました。
主人公・ココロ
17歳の誕生日に死去し、冥府へとやってきて、その後、死神養成学校に通うことになります。
普通は冥府の住人は現世の記憶があるのですが、ココロちゃんは現世での記憶があやふやで、自身に関してわからない事ばかりです。
乙女ゲームの主人公の「何をやってもうまくいかない落ちこぼれ」という設定は、個人的にはどちらかというと好みではないのですが…。
でも、ココロちゃんは天真爛漫でポジティブなので、なんだか応援したくなりました!
ココロちゃんの唯一の特技である歌は、後々重要な意味を持つようになります。
攻略キャラ別感想
カイリ CV:福山 潤さん
特別補習組のリーダー的存在で、他のメンバーには冷たくされる中、唯一最初からココロちゃんに優しくしてくれるキャラです。
手先が器用で色々な物を作るのが得意で、それを使ってイタズラを仕掛けるのが好き。
いつも明るく、誰とでも仲良くなれるカイリですが、時々影が見え隠れします。
「この子、絶対何か抱えてるな」と思っていたら、案の定でした。
カイリは、ココロちゃんに好意は持っているんだろうというのはわかりましたが、それが恋愛感情なのかがあまり伝わってこなくて。
「分かりやすい恋愛感情を向けてくれるのはいつ?」と期待しながらプレイしていました。
カイリは重い過去を背負っていて、心が冷めきったところがあるのですが…。
ココロちゃんと関わっていくうちに、少しずつ良い方向に変わっていく様子に心が温まりました。
ちなみに、『Special』ではノロケてくれたりして、潔いくらいメロメロなので、楽しかったです♪
ヨル CV:前野 智昭さん
一見不愛想で冷たそうに見えますが、実は特別補習組のお母さん的存在。
頭脳明晰、容姿端麗ということで、女子にモテるキャラです。
ヨルは優しくて世話好きで、甘やかしてくれる感じがすごく好きでした♡
このルートでは、お互いに好きになっても、それぞれの事情から、その気持ちを伝えられなくて切なかったです…。
そんな中で、2人が覚悟を決めて想いを伝えあうシーンがすごく素敵で、泣きそうになりながらプレイしました。
ヨルは本当に一途で健気で、その想いの強さにキュンときました。
やっぱり執着してくれるキャラ、好きだ!
キャラ的に一番好きだったのはヨルでした♡
アメ CV:松岡 禎丞さん
特別補習組の中では一番年下ながら、どんな物事に対しても冷静で、時折鋭い指摘をするキャラです。
他のキャラのルートでも、ズバッとすごいことを言っていたりして、いい味出してました!
アメは可愛いのに、しっかり者で頼りがいもあるのが魅力でした。
アメは抱えている秘密を知られたら嫌われてしまうのではないかと思い、それが恋愛をする上でも障害になっています。
その秘密のせいで、他人と関わることを避けてきたアメが、ココロちゃんと関わることによって変わっていく様子が描かれていました。
可愛いキャラはわりと好きな私ですが、このルートでは
ドキドキ<可愛い
という感じで、ときめきは少なかったかもしれません。
でも、松岡さんの透明感のあるお声に心が洗われました。
シュン CV:近藤 孝行さん
一見ガラが悪くて怖いイメージですが、実は家事全般が得意。
シュンは口が悪くてココロちゃんにも辛辣な発言をするのですが、ココロちゃんはそれにもめげずにシュンと仲良くしようとします。
死神養成学校に通っているにも関わらず、死神になりたいという意欲もなく、授業もサボりがちなシュン。
一緒に過ごすうちに、実は優しいシュンの性格や、その過酷な前世、なぜ死神になりたくないのか、などが明らかになってきます。
このルートでは、涙腺崩壊しました…!
私、お年寄りと動物が出てくると弱いんですよね…。
そうでなくても、シュンの境遇はあまりに辛くて、幸せになって欲しい気持ちでいっぱいになりながらプレイしてました。
恋愛面では、シュンは女性不信気味なので苦労しますが、ココロちゃんの言動にすぐ照れるシュンの様子も可愛いですし、ピュアなカップルを温かく見守る感じでした。
ナミ CV:諏訪部 順一さん
ココロちゃんが所属する特別補習組の担当教師。
ナミ先生はいつも気だるそうにしていて「ダメ教師」と呼ばれているんですが、何を話していても色気が溢れていて、早く攻略したくてたまりませんでした♪
ナミ先生は生活能力がなくて、食事もテキトーだし部屋も汚い…。
このルートでは、ココロちゃんが押せ押せでナミ先生の世話をするようになることから話が展開していきます。
でも、ココロちゃんも家事が得意なわけではなく、最初に作ったお弁当が衝撃的…。
ナミ先生は、最初のうちはココロちゃんにそれほど興味がない感じで、主人公が世話を焼こうとするのを迷惑そうに断ったりしていたくらい。
ですが、ある時を境に病みキャラっぽくなります。
ココロちゃんを特別扱いして過酷な試練ばかり与えるようになり、ココロちゃんは心身ともに疲弊していきます。
ナミ先生が何をしたいのか分からないまま、離れられないココロちゃん。
ココロちゃんがナミ先生への気持ちを自覚しても、ナミ先生との間には大きな隔たりがある。
プレイしていて一番感情の振れ幅が大きかったルートのように思います。
シナリオ的に一番惹きつけられたのが、このナミ先生でした。
リバソンをプレイできるハードは?
PC版とVita版が発売されています。
Vita版での追加要素
公式サイトによると、Vita版では下記の要素が追加されているそうです。
PC版は、ダウンロード版も販売されているようです。
本日は、リバソンの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
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