『黒蝶(こくちょう)のサイケデリカ』ネタバレなし感想・レビュー

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本日は、『黒蝶のサイケデリカ』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。

ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。

※「黒蝶のサイケデリカ」の画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。

目次(クリックできます)

あらすじ

目を覚ますと少女は洋館の中にいた。
混乱する主人公に得体のしれない醜悪な化け物が襲いかかる。
少女は化け物から逃げ惑いながら考える。

ここは一体どこなのか?
そもそも――自分は誰なのか?

自分の過去にまつわる全ての記憶を失った少女は、
同じ境遇の男性たちと合流する。

少女たちの持つ武器は不思議な拳銃。
少女たちはこれから、生き残りをかけて『黒蝶狩り』を行い、
化け物が持っている『万華鏡の欠片』を集める。

絶望と裏切が渦巻く洋館の中で、未来に希望を見出せるのか――?

引用:公式サイト

おすすめポイント

  • 少しずつ謎が解けていく、ダークな雰囲気のファンタジー作品
  • 主人公がほとんどの男性キャラに大事にされている
  • シューティング式のミニゲームがゲーム初心者にも楽しめる

全体感想

ダークな雰囲気のファンタジー作品

物語のはじまりの時点で、主人公をはじめ攻略キャラ達にも記憶がありません。
自分たちの本名が分からないのため、暫定的につけた名前がキャラの名前となっています。

物語が進行するにつれて、彼らは少しずつ記憶を取り戻したり、自分たちがいる洋館がどんな場所なのかを知っていきます。

作中では背景が大抵いつも薄暗く、さらに、夜に毎日雨が降っているので、個人的には、気分が沈みがちな梅雨時などを避けてプレイしたいと思いました。

作品の雰囲気としてはダークですが、主人公がほとんどの攻略キャラに大切にされているという、乙女冥利に尽きる作品でした♪

『黒蝶狩り』というシューティング式のミニゲームがある

物語の中で、『黒蝶狩り』というシューティング式のミニゲームがあり、現れる蝶をより多く撃つことで、ショートエピソード解放に必要なポイントをより多く得ることが出来ます。

私のような一般ゲーム初心者にも分かりやすくて、これが意外と楽しかった!!
普段はゴロゴロしながらゲームしているのですが、『黒蝶狩り』の時は両手で操作しなければならないので、この時だけムクリと起き上がって妙に良い姿勢でプレイしていました。

『黒蝶狩り』で得たポイントを使ってショートエピソードを解放していくのですが、このショートエピソードの解放が物語の進行にも関係しているようなんですよね。
でも、その関係性がよくわからなくて、結局、最初にプレイした鴉翅ルートの1つに何度プレイしても入れなくて、他のすべてのキャラを攻略してからやっと行けました。
攻略サイト様を参考にしてプレイしていたのに、この点は苦労しました。

大団円エンドが最もしっくりくる

他の作品では、攻略キャラの誰かのルートが一番のお気に入りになることが多いのですが、この作品では大団円エンドが一番しっくりきて好きでした!

大団円エンド以外は他の攻略キャラが不憫だったり、「あれ? このルートではあの人どうした?」と疑問に思ったりして…。

主人公・紅百合 CV:中原麻衣さん

久しぶりの主人公ボイス有の作品でした。

公式サイトでは年齢は書いてありませんでしたが、高校生でした。
他のキャラとのやりとりの中で、年齢相応な元気さ、可愛さ、弱さ等が表れていました。

男性が守ってあげたいと思うような弱さを持つ女の子だと思いました。

キャラ別感想

緋影  CV:石川界人さん

皆が混乱する中でも、常に冷静に状況を整理することができるリーダー的な存在です。
嫌味っぽく聞こえるような発言も多々ありますが、優しく頼りになる面も多く見られます。

このルートでは、紅百合ちゃんがあるキャラと仲良くなっていくことが大きな意味を持ちます。
緋影くんのことが知りたい紅百合ちゃんは、そのキャラに背中を押されて緋影くんに積極的に近づいていくのですが、近づきすぎて痛い目(ある意味、オイシイ…)をみたりします。

優等生っぽく見えて、本性はわりと病んでらっしゃるのですが、今に至るまでの経験を鑑みると仕方ないのかなと思います。
緋影くんルートは、ウルっとくるストーリーでした。

2人の恋の結末は皆が考えるハッピーエンドとは違うのかもしれませんが、緋影くんは紅百合ちゃんの存在と、その言葉に救われたんだなと感じました。
希望を感じさせるようなラストに、ちょっと気持ちが上向きになりました!

山都 CV: 細谷佳正さん

最初は紅百合ちゃんが話しかけても無視するし、口調が乱暴でぶっきらぼうな感じなのですが、意外と面倒見が良くて、紅百合ちゃんが困っていると助けてくれたりします。

記憶がないながらも、山都くんは「早く帰らなければならない」という気持ちが強く、思い詰めています。
また罪悪感に苛まれているため、それが原因である出来事が起こります。

山都くんの立ち絵の見返り姿がすごく色気があって好きでした♡
また、照れた顔が子犬っぽいというか、ピュアな少年みたいですごく可愛くてキュンとしました!
最初の時とのギャップが大きいから余計に素敵に見えるんでしょうね。
紅百合ちゃんと打ち解けてくると、ストレートに自分の感情を伝えてくれるし、告白シーンはしっかり言葉を尽くしてくれるところが良かったです♪

山都くんは、めちゃくちゃ鍛えてる成人男性かと思うような体つきのスチルがあって、それがすごく印象に残ってます。
立ち絵では年齢相応な感じなんですけど。

鴉翅 CV:柿原徹也さん

CV柿原さんだからか、最初からすごくセクシーな印象を受けました♪
一番わかりやすい肉食系なので、いつ攻撃を仕掛けてくるのか、私的にめちゃくちゃ待ってた感があります!

鴉翅くんは、紅百合ちゃんに好意があるような発言をちょくちょくする、軽いキャラといった印象が強かったです。
一方で、主人公を傷つけるような辛口発言もするので、「何がしたいんだ?」と感じることもあり、わりと最後の方まで掴みどころがないキャラでした。
どこまでが冗談なのか…冗談の中にも本気が混じってる気がして…。

鴉翅くんは周囲をよく見ているところもあり、年齢は紅百合ちゃんの1コ下ながらも意外と頼りがいがあります。
ひねくれた性格になってしまったのも、昔の弱い自分を変えようとした結果と思えば、なんだか可愛いです♪
チャラく見えて、実は一途ってところもポイントが高かった!

鉤翅 CV:鳥海浩輔さん

攻略キャラの中で一番大人で紳士的な印象の鉤翅さん。
皆にとってもお兄ちゃん的な存在です。
常に穏やかな笑みを浮かべていて、紅百合ちゃんにも優しく接してくれます。

でも、ルートによっては、ライバルを蹴落とそうとするような策士っぽい一面を覗かせることがあります。
他の攻略キャラのルートですが、「鉤翅さん、そんな事言っちゃうの?!」とギョッとなった場面がありました。

鉤翅さんのように表面上は穏やかなキャラが、主人公への強い執着心や、目的のためなら多少の犠牲は厭わない面を露わにするとギャップが…!
大抵のルートで不憫な思いをするキャラなので、ほんと幸せになって欲しい!

紋白 CV:松岡禎丞さん

キツネのお面をつけた謎の人物で、敵か味方かわからない状況が続きます。
紋白さんの存在は物語の鍵になっていると思いますので、多くは語れませんが、とにかく可愛い! とにかく健気!
立ち絵の髪の毛のハネがキツネの耳みたいに見えるんですが、わざとそういうデザインにしたんでしょうか。

本作では紅百合ちゃんを幸せにするために行動するキャラが多いですが、紋白さんが最たる例かなと思います。
自分と紅百合ちゃんが幸せになることは考えていなくて、とにかく主人公に幸せになってほしいという思いをすごく感じました。

長年孤独に耐えてきて、人の温かさに触れてこなかったので、一人になるのを恐れ、人の温かさを求めています。
紅百合ちゃんはそんな紋白さんに寄り添ってあげたいと思い、たった一人で紋白さんを助けるために行動します。
個人的には、このルートの紅百合ちゃんが一番行動力があって好きでした!

紋白さんは紅百合ちゃんのそばに居たがったり、彼女に触れたがるんですが、いやらしさは全くなくて純粋な感じなので、ただただ可愛い♡
お面をとったお顔は、笑顔が無邪気な感じで、これまた可愛かったです!

本日は、黒蝶のサイケデリカの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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