本日は、株式会社松尾製作所様が制作された『異世界で工業男子に溺愛されて困ってます~転生聖女カイゼン無双~』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。
※この感想は、株式会社松尾製作所様の『「こうこま」著作ガイドライン』を遵守して書かせていただいております。
ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。
『こうこま』のおすすめポイント
『こうこま』のあらすじ
日々、某製造工場で働く主人公は、乙女ゲーが趣味というだけで何の変哲もない一般人。
そんな彼女が発売を心待ちにしている新作乙女ゲー “screw☆fantasy” 略してスク☆ファン。
豪華声優陣を採用したそのゲームは、開発陣によってあらん限りの執念的フェチを込められ、
発売前にして早くも主人公の人生を色づかせるほど輝きに満ちていた。しかし、そんなスク☆ファン公式から突如、開発中止のお知らせが……
公式サイトも、PVも、同志のファンアートも失われ、絶望の淵に突き落とされる主人公。そんなある日。
彼女が名残惜しく体験版をプレイしていたところ、ゲーム画面が急激に光りだす……!――次に目を覚ますと、そこはゲームで何度も見てきた部屋の中。
そう、主人公はスク☆ファン世界に異世界転生してしまったのだった!「失礼するよ」
部屋の前で美しく鳴り響いたこのイケボは王子様!?
そんな主人公の緊張をよそに、目の前にある扉が開かれる。主人公と工業男子たちの物語が、今、始まる――
(引用:株式会社松尾製作所)
主人公・ねじ子

主人公の名前は、「ねじ子」ちゃん!
某製造工場で働くねじ子ちゃんは、乙女ゲームが趣味。
発売を心待ちにしていたものの、発売中止となった、新作乙女ゲームの世界に転生してしまいます。
ねじ子ちゃんの発言は、オタクそのもの。
オタク用語がぽんぽん出てくるあたり、この作品のシナリオライターさんは乙女ゲーマーの生態に詳しいんだろうな、と感じました(笑)

ねじ子ちゃんの発言や心の中の声が、同じ乙女ゲーマーとして、もう共感しかない…!
ねじ子ちゃんは、テンションが高めで明るい性格なので、終始楽しい気持ちで見守ることができました。
全体感想
ギャグに全振りした作品
物語の舞台はAI-CHI大陸で、聞いたことのある地名がちらほら…。
「世界を暗黒に包まんとする闇の魔女を打ち倒すために、主人公が聖女として異世界から召喚される」というざっくりとしたストーリーです。



この作品の面白いところは、攻略キャラたちが部品というところ。
しかも、攻略キャラたちは全員美声♡
主人公のねじ子ちゃんは、攻略キャラたちが「人間だったらなぁ…イケメンだったらなぁ…」とばかり思っています。
ねじ子ちゃんは不審な言動をとることが多いのですが…。
攻略キャラたちは、ねじ子ちゃんの言動をびっくりするくらい好意的に受け止めてくれるところも笑えます。
攻略キャラたちはチョロいので、苦労せずに好感度がぐんぐん上がっていく(笑)
お声もセリフも甘い♡ なのに、ときめけない、という珍しい作品。
この作品を乙女ゲームに分類していいものか迷うところ。



くすっと笑えるシーンが多い作品なので、幅広い層の方が楽しめそうだなぁと思いました。
工業オタクさんも喜ぶ内容なのでは?
作中では、工業的な専門用語もちょこちょこ出てきて、何を言っているのか理解できない場面もありましたが(笑)
某製造工場勤務のねじ子ちゃんがさりげなくツッコミを入れたり、簡単に解説してくれたりするので、ゲームを進めるにあたって問題はありませんでした。
専門用語は出てくるものの、押しつけがましくないというか、サラッと流してゲームを楽しめる感じなのが良かったです!


ルート分岐は無し
「共通→レゾルバ編→コンパクトホーンスイッチ編→ストップランプスイッチ編→全体エンディング」という感じ。
流れが決まっているので、ルート分岐はほぼ無いと言っていいかと思います。
選択肢が出てくるのは、終盤に2つのみ
選択肢が出てくる場面は、終盤に2つのみでした。
攻略情報は必要ないと思います。
というのも、選択肢はどれを選んでも、それほどストーリーに変化はないと感じたので。
気軽に選んで大丈夫だと思います。
セーブ機能は欲しかった
1~2時間程度でプレイできるボリュームではありますが、セーブ機能がないのは、少し不便でした。
(私は2日に分けてプレイしたので、2日目は最初からやり直し…)
キャラ別感想
この『こうこま』は、エンディングまで無料でプレイさせていただけるのですが、びっくりなのが出演されている声優さんの豪華さ。



しかも、フルボイスですよ♡ 豪華すぎる!
キャラとともに、ご紹介しましょう。
レゾルバ CV:子安 武人さん


王国を率いる、気品と愛に満ちた王子(引用:株式会社松尾製作所・作品ページ)。
王子様というより、王様のように感じられるほど、威厳と大人っぽい魅力があり、優しくて紳士的なキャラでした。
ストップランプスイッチ CV:福山 潤さん


王子に忠義を尽くす毒舌系宰相(引用:株式会社松尾製作所・作品ページ)。
口が悪く、最初は主人公にはキツイ態度をとっているのですが、段々と態度が軟化していく、という分かりやすいキャラでした。
「スイッチ」とつくキャラがもう1人いたので、どっちがどっちだが、名前は覚えられませんでしたが、見た目で覚えていました(笑)
コンパクトホーンスイッチ CV:岡本 信彦さん


ぶっきらぼうで粗暴な騎士(引用:株式会社松尾製作所・作品ページ)。
不器用な性格で、言葉は素直でなかったりもしましたが、それでも優しさが分かりやすいキャラでした。
私は、このコンパクトホーンスイッチくんが、可愛くて好きだったなぁ♡
彼がねじ子ちゃんにプレゼントをするシーンがすごく笑えました!
『こうこま』をプレイするには?
株式会社松尾製作所様の公式サイトからプレイすることができます。
Webブラウザ上で遊ぶ作品で、推奨環境等は公式サイトに記載されていますので、詳細はそちらをご覧ください。
松尾製作所様、本格的に乙女ゲームを作ってくださいませんか?
私は、恥ずかしながら、この『こうこま』をきっかけに松尾製作所様を知りました。
公式サイトを拝見すると、漫画なども掲載されており、オタク文化にご理解のある親しみやすい会社様なのかなぁ、と感じました。
『こうこま』はギャグ要素の強い作品でしたが、いつか、私たち乙女ゲーマーをときめかせてくれる本格的な乙女ゲームを作っていただけたら嬉しいです♡



今度は、耳だけでなく、目も楽しませてくれるイケメンをぜひ…!
本日は、『異世界で工業男子に溺愛されて困ってます~転生聖女カイゼン無双~』の感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
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