『神凪ノ杜(かんなぎのもり) 五月雨綴り 』ネタバレなし感想

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本日は、『神凪ノ杜 五月雨綴り』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。

ネタバレなしを心がけておりますが、多少ネタバレと感じる表現が含まれるかもしれません。
気になる方は閲覧にご注意くださいませ。

目次(クリックできます)

『神凪ノ杜』の作品の構成と攻略キャラ

Vita版の『神凪ノ杜 五月雨綴り』には、PC版の2つの作品が収録されています。

最初は妖狐奇譚の共通ルートから始まり、攻略制限キャラ以外は自由にプレイすることができるとのことですが、妖狐奇譚龍神奇譚の順で進めるのがおすすめとのこと(引用・参考:Matatabi開発ブログ)。

妖狐奇譚
龍神奇譚
  • 沢木 宋太  CV:八代拓さん
  • 仁科 直  CV:梅原裕一郎さん
  • 市丸  CV:興津和幸さん
  • 旭  CV:江口拓也さん
  • 日向  CV:柿原徹也さん
  • 東雲  CV:松岡禎丞さん

あらすじ(妖狐奇譚)

木南瑞希は、幼い頃から人には見えないものを見ることがあった。
たった一人の家族である母は、そのことを絶対に誰にも言わないよう彼女に言いつけ、彼女はそれを守って生活していた。

ある雨の夜、部屋の窓から外を眺めていると、傘も差さずに通りを歩く人の姿を見つけた。
その人は、三日前に亡くなったはずの母によく似ていた。
――雨の夜に、死んだ人が帰ってくる。
母の葬式で聞いた噂話。
まさかと思いつつも家を出て母の姿を追うと、そこに居たのは一人の妖の青年だった。
「お迎えにあがりました」
父方の祖父の家で働いているというその青年は、そう言って彼女の前に跪いた。

青年に導かれ、都会から遠く離れた田舎にある『雨月村』にやって来た彼女は、病で伏せっている祖父の代わりに、神や妖に関する問題を解決する『よろず妖屋』を任されることになり――。

引用:公式サイト

『神凪ノ杜』のおすすめポイント

  • 雨の季節にプレイしたい、美しい和風ファンタジー
  • 切ない恋愛を味わえる
  • 自ルート以外でも、主人公のことを想う攻略キャラがいる

全体感想

世界観について

雨とアジサイが印象的で、切なくて涙が出るような場面も多いストーリーだったと思います。
背景画は自然の風景が多かったのですが、アジサイが咲き乱れている様子などがとても美しく、作品の世界観に癒されました♪

主人公の瑞希ちゃんが身を寄せることになる南条家では、『よろず妖屋』という、妖などに関する問題を解決する仕事を請け負っていて、瑞希ちゃんもその仕事を手伝ったりします。

『よろず妖屋』の仕事は、人間からの依頼であるため、関わった妖にとっては不憫な結末を迎えることも多くて。
もう少し妖にとって優しい展開でも良かったのかなぁと思う面はありました。

攻略キャラと攻略順について


攻略キャラは6人で、妖または『妖憑き』と呼ばれる妖の力を持った人間です。

Matatabi開発ブログによると、下記の攻略順がおすすめとのことでしたので、私はその通りにプレイしました。

沢木宋太仁科直市丸日向東雲

最初の方に攻略することが勧められているキャラは、ストーリーがそこまで事情が複雑に絡み合っていないというか、問題を抱えていても比較的狭い範囲の事柄のように思いました。

それに対して、後半に攻略するキャラは、時代を越えての因縁があったりするので、徐々に真相が明らかになっていく楽しさがありました。

おまけシナリオについて

作中では、サブキャラ約2名が、どうしてそんな言動をとるようになったのか分かりづらかったです。
ただ、そのうちの1名については、おまけシナリオで触れられており、本編ではどん底だった好感度が少しだけ上がりました。

おまけシナリオについては、予想以上に多くて、しかも、甘い内容も含まれていて魅力的でした♪
個人的には本編が糖度控えめに感じたので、おまけシナリオで糖分補給ができて満足度が一気にアップした気がします。

でも、ボイス有は各攻略キャラに1シナリオのみだったのが非常に残念でした。
せっかくの糖度高めのストーリーに「どうしてそこにボイスがないの?! むしろ他はボイス無しでも構わないから、このシナリオだけでもボイスください!!」と思ってしまいました…。

主人公・木南 瑞希

妖を見ることができる高校2年生の女の子。
母が亡くなったことがきっかけで、南条家に住むことになります。

瑞希ちゃんは、物静かで心優しい大和撫子のような女の子といった印象を受けました。
あまり自己主張せず控え目な性格ですが、好きな人と一緒にいるためなら自分を犠牲にすることも厭わず、思い切った行動をとることもあります。
我慢強くて、時には自分の感情を押し込めすぎてしまうところもあるようでした。

瑞希ちゃんは人見知りということもあってか、攻略キャラ以外の人物に対しては、頼まれたりしない限りは積極的に自分から関わったり行動したりしないことが多かったです。
でも、作品の後半に差し掛かると、瑞希ちゃんが少し積極的になっていくような気がしました。

キャラ別感想

沢木 宋太  CV:八代拓さん

瑞希ちゃんと同じ学年で、妖憑き。

宋太くんは気遣いのできる穏やかで優しい子です。
最初から主人公に優しく接してくれるこういう子、個人的には居てくれるとすごく安心します。

このルートは、個人的にはなぜかとても短く感じられたのですが、気のせいかな…。
クラスの人気者で勉強もスポーツも得意という、一見完璧なように見える宋太くんですが、実は辛い事情を抱えています。

身近な人に自分の存在を認めてもらえずに苦しんでいて、自分を卑下している宋太くん。
このルートでは、そんな彼を瑞希ちゃんが包み込んであげていたような印象を受けました。

宋太くんは嫉妬するシーンが甘酸っぱくて非常に良かったです!
嫉妬って、やっぱりいいな♡

仁科 直  CV:梅原裕一郎さん

瑞希ちゃんより1学年上の高校3年生で妖憑き。

仁科先輩は、料理上手で南条家では食事作りを担当しています。
訳あって弟と一緒に南条家で暮らしており、弟に少しでも良い環境で過ごさせてあげたいと常に努力している良いお兄ちゃんです。

最初のうちは無表情だし口は悪いのですが、瑞希ちゃんのことを心配したり気にかけている様子は伝わってきました。
ただ、好きな子をいじめたいタイプのキャラなので、わかりづらいんですよね…。

瑞希ちゃんは、自分が辛かったり弱ってる時にそれを隠そうとするのですが、仁科先輩はそういうところにちゃんと気付いて包み込んでくれます。
普段は素っ気なかったり、いじめたりしているのに、ここぞという時には包容力を発揮する仁科先輩、多くの女子はこういうキャラにグッとくると思います。

ひどい家庭環境だった仁科先輩ですが、最後に心温まる展開になって気持ちよく終われました♪

市丸  CV:興津和幸さん

『よろず妖屋』のまとめ役。妖憑き。

仕事に対しては真面目ですが、不愛想で自分から皆の輪に入ろうとはしないタイプです。
でも、冷たそうに見えて情が厚く、瑞希ちゃんが他人に侮辱されたりすると静かに激怒したりします。

時折思わせぶりな態度を見せるので、瑞希ちゃんはそれを深読みしてドキドキさせられていました。
市丸さんは自分の存在やすべきことが明らかになると、それを静かに受け入れていて、そんな市丸さんにやるせなさや切なさを感じました。

瑞希ちゃんはこのルートでは思い切った行動をとって、そのおかげで二人でいられるようになるのですが…でも、やっぱり多少の切なさは残りました。

このルートでは、もう一つの恋物語が明らかになるのですが、そちらのストーリーも切なくて、でもとても素敵でした!
それについて、おまけシナリオでも取り上げられていて嬉しかったです♪

旭  CV:江口拓也さん

瑞希ちゃんの祖父に使役されている式妖。

式妖とは、人間と主従契約を結んだ妖のことだそうです。
そのため、旭は瑞希ちゃんの祖父の命令には基本的には逆らえないのですが、その設定がストーリーを魅力的にしていたと思います。

ちなみに、私が最も好きだったのは、この旭です♪
旭は感情をあまり表に出さないのですが、でも冷たい印象は全く受けず、瑞希ちゃんのことを「お嬢様」と呼んで大切にしてくれます。

二人は穏やかに関係を育んでいきますが、ある日を境に事態が急変します。
自分の身を顧みずに瑞希ちゃんを守ろうとする旭の献身的な愛に心を打たれました!

旭は時折、自分を卑下するような発言をするのですが、それはなぜなのかが次第に明らかになっていきます。
瑞希ちゃんの幸せを切に願い、自分の幸せを後回しにしてきた旭なので、個人的には幸せになってほしい思いでいっぱいでした。

旭は、他のキャラのルートでも瑞希ちゃんを大切に思っているような言動が見られるのですが、個人的にはそういうキャラ、大好きなんですよ~!!
旭の外見から、瑞希ちゃんへの想いが垣間見られるのですが、それを見る限りでは「瑞希ちゃんが他のキャラと両想いになった今でも、瑞希ちゃんのことを想ってるってことだよね?」ときゅんとしました。

旭を演じられている江口さんは、わりと感情を表に出す元気な役柄が多い印象なのですが、今回の旭は物静かで特に前半部では感情がほとんど表に出てこない感じでした。
でも、ストーリーが進むにつれて、そんな中にも抑えきれない感情が少しずつ混じるようになるので、その変化を見ていくのが楽しかったです。

日 向  CV:柿原徹也さん

幼い頃から瑞希ちゃんと一緒に暮らしている犬の妖。

このルートでは、瑞希ちゃんが異常な状態からスタートするため、はじめのうちは日向は感情を整理しきれず瑞希ちゃんに対して素っ気ない態度をとってしまいます。

私の中では、日向は「不器用なツンデレ忠犬」、もしくは「甘えたがりの肉食系」って感じでした。
素直ではないものの、一番ストレートに愛情表現してくれていたキャラじゃないかな。

幼い頃からずっとそばにいた日向にとって、瑞希ちゃんの存在は何よりも大切で、自分がどんなに傷つけられても、瑞希ちゃんを守り抜きます。
その結果として、二人は一緒にいられなくなりそうになるのですが、瑞希ちゃんが日向と生きていきたいがためにある決断をして…。

おまけシナリオも含めて、イチャイチャ度が最も高いのが日向ルートだったように思います♡
甘えたがりでホント可愛かったです♪

日向は、自ルート以外でも瑞希ちゃんを大切に思う気持ちがにじみ出ていたのが良かったです!
日向が不憫で仕方なかったルートもありましたが、やっぱり一途なキャラは好き♪

東雲  CV:松岡禎丞さん

簪のつくも神。

東雲さんのまるで仙人のような人柄もあって、ほんわか温かい気持ちでプレイしている時間が長かったと思います。
東雲さんがすごく大人で穏やかな性格だからか、このルートでは瑞希ちゃんが自分の感情に素直になっていて、安心して甘えているように感じました。

このルートは、真相解明ルートというか、真実は何なのか、何をすれば現状を打開できるのか、瑞希ちゃんが散々迷いながら前に進んでいくというストーリーだったと思います。

瑞希ちゃんが最も積極的に行動していて、ずっと言われっぱなしだった相手にも言い返したりしていて、「おぉ!」と思いました。
時々ハラハラはしましたが、個人的にはあまり恋愛的なときめきはなかったです。

でも、このルートでは涙が出てくる場面が結構あって。
「切ないけれど信じていれば、きっと…!」という希望を感じさせる終わり方でした。

ちなみに、東雲役を演じられている松岡さんはかなり低めのお声と言いますか、大人っぽい落ち着いた話し方をされていました。
新たな松岡さんキャラに出会えて新鮮ではあったのですが、どちらかというと年下好きの私としてはいつもの感じの方が好みかなぁ。
松岡さんの透明感のある少年っぽいお声、マイナスイオンが出てるんじゃないかと思うくらい、いつまででも聞いていたくなります♡

『神凪ノ杜』がプレイできるハードは?

Switch版の発売も決定

これまで、PC版とVita版が発売されていましたが、2024年2月22日にSwitch版がリリースされるそうです(参考:下記、公式Xのポスト)。

Switch版発売にあたり、新規追加要素等についての情報は、現時点では見つけることができませんでした。
また、ダウンロード版のみの販売となるようです。

ということで、『神凪ノ杜』がプレイできるハードについてまとめると、下記のようになるかと思います。

  • PC(妖狐奇譚と龍神奇譚は、それぞれ購入する必要あり)
  • PlayStation Vita
  • Nitendo Switch(ダウンロード版のみ)

本日は、神凪ノ杜の感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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