実は、私は薄桜鬼は未プレイで、どの作品から手を付けたら良いのか分からなかったのですが、そんな時にフォロワーさんが、「今からプレイするなら、最初はこの作品!」と教えてくださいました。
というわけで、本日は『薄桜鬼 真改 風華伝(はくおうき しんかい ふうかでん) for Nitendo Switch』の感想・レビューを書かせていただきます。
ざっくりした感想になりますが、よろしければお付き合いくださいませ。
ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。
あらすじ
幕末、文久三年――
連絡が途絶えた父を探すため、一人で江戸から京の都を訪れた少女・雪村千鶴。
見知らぬ都で浪人たちに襲われる途中、彼女が遭遇したのは血に飢えた異形の者。
そして、その異形を切り伏せる新選組の隊士だった――。奇なる縁により、新選組と行動を共にすることになる千鶴。
父を捜すうちに千鶴と新選組の前に現れる謎の剣士たち。
やがて明らかになる新選組の闇の秘密――羅刹の存在――。激動の時代に流されながらも、理想と信念を胸に抱き刀を振るう男たち。
公式サイト
その姿を目に焼き付け、彼らと共に在ることを選ぶ少女の物語――。
攻略キャラ・キャスト
おすすめポイント
システムについて(風ノ章→華ノ章)
本作には2つの章が収録されているのですが、あるキャラの『風ノ章』を終えると、自動的にそのキャラの『華ノ章』が始まるというシステムとなっていました。
『風ノ章』の終わり方としては、しっかり完結したような雰囲気ではなく、攻略中のキャラと一緒にどこかへと移動する途中といった感じで終わっていました。
『華ノ章』までプレイして初めて、そのキャラとの結末を見られました。
主人公・雪村千鶴
行方不明になった父を捜しにきた京で、ある事件を目撃したことから新選組に捕まってしまいます(引用:公式サイト)。
千鶴ちゃんは訳あって新選組の屯所で暮らすことになるのですが、進んで家事や雑用などに取り組む働き者です。
千鶴ちゃん自身は、戦闘力にはならないものの、医者の娘ということもあり、戦の時には負傷者の手当てを頑張ったりしていました。
個性が強すぎることもなく、素直で感じの良い娘さんという印象の千鶴ちゃん。
しかし、彼女は実は普通の女の子ではなく…次第にその身の上が明らかになっていきます。
新選組の闇の部分と、千鶴ちゃんの背景、その2つが対照的で興味深かったです!
全体感想
ストーリーの大筋は史実に基づく
ファンタジー要素やフィクション部分はあるものの、新選組が辿る運命は、史実に基づいています。
ですので、作品の後半に進むにつれて、新選組が辛い立場に追い込まれていきます。
戦闘で仲間を失ったりするシーンも多くなってくるので、悲しい気持ちになることも。
激動の幕末、日和見主義や保身に走る周囲とは対照的に、己の信念を貫いて生きる新選組の男たち。
そんな彼らの生き様に胸が熱くなる作品です。
新選組の男たちの生き様を見守る
恋愛的なイチャイチャを見て楽しむという作品ではなく、新選組の男たちの生き様を見守るといったスタンスの作品かと思います。
恋愛面での糖度は全体的に控えめなものの、少数ですが攻略キャラによっては糖度が高いキャラもいて、差異が大きいと感じました。
また、シナリオのしんどさについても、攻略キャラによってまちまち。
全体的な傾向として、1人攻略する過程で遭遇する屍の数が半端ないです。
モブキャラならまだしも、好きなキャラがお亡くなりになると、やはりしんどくなってしまいます。
特に、私はサブキャラの井上源三郎さん(通称:源さん)が大好きだったのですが、彼がなかなか幸せになってくれなくて…。
泣かされた回数としては、攻略キャラよりも源さんの方が多いかもしれません。
ですので、お好みではありますが、もし計画的に攻略される場合には、
「しんどいキャラが続いたら、次は比較的穏やかだったり甘めの展開があるキャラを攻略する」
というように攻略順を工夫すると、より楽しめるかと思います。
あくまで私の主観になりますが、下記のキャラについては少し糖度が高めだったり、穏やかなストーリー展開だった印象です。
このキャラ達をうまく入れ込んで攻略していくと、雰囲気が変わって良いかと思います。
供血について
薄桜鬼は、ルートによってはやむを得ない事情により、攻略キャラに血を提供する展開もあります。
この行為について、私は「吸血」だと思っていたのですが、フォロワーさんに正しくは「供血」だと教えていただきました。
新選組の男性たちは、硬派でストイックな性格の方々ですので、おいそれと千鶴ちゃんの肌に触れることはしません。
血を提供してもらうことに関して、男性たちは苦悩し葛藤しつつも、やむを得ず決断することがほとんどです。
この供血シーンには、お互いへの愛情や信頼感など様々な気持ちが表れているように感じました。
キャラによって、どんな部位から、どんな風に供血することになるのかが違いますので、その違いを楽しむことができ、薄桜鬼の見どころの1つかと思います。
印象に残った攻略キャラたち
特に印象に残ったキャラのみ、一言ずつ感想を書かせていただきます。
上で挙げた、甘かったりしんどさ控えめのキャラで占められている…笑
斎藤一 CV:鳥海浩輔さん
新選組三番組組長。
剣は新選組の中でも指折りの腕前(引用:公式サイト)。
斎藤さんは、精神的にも肉体的にも、めっちゃ強くて素敵でした!
基本的には、弱い男性が強くなろうと頑張っているところを見るのが好きな私ですが、斎藤さんは文句なしにかっこ良かった♡
あるシーンでは予想外に色っぽかったし、無口な性格なのに可愛いところもあるのがきゅんとくるキャラでした。
斎藤さん、ストイックで忍耐力が強すぎて、ブラック企業に勤める社畜のように見えてくる瞬間がありました…。
「とりあえず、休んで!寝て…!」と思いつつ見守りました。
原田左之助 CV:遊佐浩二さん
新選組十番組組長。
刀よりも槍を得意としている(引用:公式サイト)。
原田さんは、カッコ良くて頼りがいがあって、私の中ではスパダリ系の印象でした。
千鶴ちゃんとの将来のことを真剣に考えてくれていて、原田さんと結婚したらすごく安心感があるだろうなと思いました。
原田さんルートは、わりと穏やかなストーリー展開で、屍遭遇率が低めだった気がします(裏では積み上がっていたはずですが)。
それと、薄桜鬼のキャラの中では珍しいストーリー展開のルートで、その点が印象に残っています。
恋愛的にも比較的甘めで楽しかったです♪
相馬主計 CV:梶裕貴さん
新選組に途中から加入したため、相馬くんは千鶴ちゃんのことを「先輩」と呼んでいます。
新選組の組長クラスの男性キャラに比べると、剣の腕では敵わない相馬くん。
自分の弱さに打ちひしがれて強くなろうとしている男性って、好きなんですよね♡
相馬くんは真面目で努力家で、応援したくなるキャラでした。
物語の終盤では、新選組が追い詰められた状況で、相馬くんは逃げることもできたのに、ある選択をして…。
相馬くんの新選組を思う気持ちや、精神力の強さ、素晴らしかったです!
相馬くんのルートは、ストーリーとしては結構しんどかった覚えが…。
ですが、終盤に萌えられる甘いシーンがあって、このシーンを見た時には「薄桜鬼にもこんな甘いシーンがあるんだ?!」と驚きました。
ラストも感動的だったので、キャラ・シナリオ両面で総合的に一番の推しになりました。
伊庭八郎 CV:宮野真守さん
幕府の旗本で、将軍を警護する奥詰を任せられています(参考:公式サイト)。
伊庭さんは、ある理由から千鶴ちゃんには最初から優しくしてくれます。
千鶴ちゃんへの想いを分かりやすく表現してくれる人だったので、一番穏やかな気持ちになれて、癒されたルートでした。
伊庭さんルートは、まさかこんな展開になるとは予想しておらず、ちょっと驚きました。
少し色っぽい雰囲気になったり、甘かったりして楽しめたルートでした♪
私にとっての初・薄桜鬼の感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
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