『Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)』ネタバレなし感想

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本日は、『Cendrillon palikA(サンドリヨンパリカ)』の感想・レビューを書かせていただきます。

ネタバレなしを心がけておりますが、多少ネタバレと感じる表現が含まれるかもしれません。
気になる方は閲覧にご注意くださいませ。

目次(クリックできます)

あらすじ

美しいガラスの街≪透京-トウキョウ-≫。
――この街は、呪われている。

呪いは透京の住人を街に縛りつけていたが、ガラスを身に着ければ外へと出ることができた。
ただし、日付の変わる0時前に街へ戻らなければ体はガラスとなり苦しみと絶望の中、死を迎えることになる――。

変わらない日常の中、透京に住む少女は魔法使いに出会う。
彼は少女にガラスの靴と呪いを解く方法を教えた。
“街の中心にある時計≪審判のアストロラーベ≫の時間を動かせ”と。

一方で、6人の男たちにメッセージカードとガラスの靴の片側が届く。
誰かの思惑なのか、それとも神様の悪戯か。

少女は知らない。
呪いに隠された真実もガラスの靴に込められた想いも。
そして幾多の涙と運命が重なり合う、美しくも悲しい物語が幕を開けた――。

引用:公式サイト

おすすめポイント

  • 童話のような世界観を感じられる一方で、ダークな要素も含むファンタジー作品
  • 行動的な主人公が男性キャラを変えていく
  • ルートのよっては、危うかったり、歪んだ姿を見せる男性キャラも

全体感想

男性キャラがシンデレラポジション?

画面がパステルカラーで彩られ、可愛らしい童話のような世界観を感じられる一方で、主人公が命の危機にさらされたりしてハラハラするシーンもある作品でした。

タイトルのCendrillonはシンデレラのフランス語表記らしいですし、本作の中で主人公が「シンデレラ」と呼ばれることもあります。
なので、もっとシンデレラらしさが含まれた作品なのかと思っていたのですが、あまりそういう要素はなかったような気がします。
思いつく要素としては、「ガラスの靴」、「魔法使い」、「0時までに戻らなければいけない」といったところでしょうか。

恋愛においても、主人公は男性キャラが自分のことを見つけ出してくれるのを待っているというのではなく、どちらかと言えば、男性キャラの方が主人公(シンデレラ)を待っているような印象でした。
個人的には行動的な主人公の方が好きなので、このようなストーリーで良かったと思っています。

透京という街の呪いを解く物語

ストーリーとしては、主人公が魔法使いに透京のガラスの呪いを解く方法を教わり、その方法を実行するために協力してくれる相手を選ぶことから物語が展開していきます。

当然のことながら、協力者を決めて頼んでも、大体みんな最初はすんなり受け入れてはくれず、主人公は相手に合わせた作戦を考えます。
この作戦がですね、本当にそんなやり方で…?と思うようなルートもあって、でもそれでうまくいってしまって、ある意味面白かったです。

透京のガラスの呪いについては、呪いが解ける条件がルートによって変わっているのか、なぜ解けたのかよくわからないままハッピーエンドを迎えたようなルートもありました。

7人の攻略キャラ

この作品、攻略キャラが7人もいるんです。
これだけの人数がいると、似たストーリーになってしまうルートも出てくるかと思いきや、どれもガラリと違った印象を受けるストーリーとなっていたところが素晴らしい!

ガラスの呪いの恐ろしさを感じるルート、一歩間違えると歪んだ人に何かされてしまいそうな危うさを感じるルートなど、バラエティーに富んでいました。
ほとんどの攻略キャラに共通して言えるのは、男性キャラが何らかの悩みや閉塞感を抱えていることだと思います。

そんな状況が主人公との出会いによって変わっていく様子が描かれていました。
章の終わりごとに男性キャラの独白シーンが入っているのですが、そこで主人公への想いの変化が伝わってきて良かったです。

余談ですが、この作品に登場するキャラクターの名前は特殊な漢字を使っていることが多いので、ブログに書くのがちょっと大変。
公式サイトさんからコピペできるようにしていただけたら良かったのになぁ…。

主人公・玻ヰ璃[ハイリ]=ラリック

兄と二人で透京に暮らしているのですが、兄から透京の外へ出ないよう強く言われているため、これまでそれを守ってきました。
そんな中、魔法使いの歌紫歌[カシカ]と出会ったことにより、透京へと足を踏み出すことになり、玻ヰ璃ちゃんの世界が広がっていきます。

玻ヰ璃ちゃんは透京にかけられたガラスの呪いに関わりのある存在であったため、呪いを解くために行動することになります。
すごく前向きで、どんな状況でもあまり悩んだり落ち込んだりしない性格なので、どの男性キャラと恋愛する時も、思ったよりもスムーズに仲を進展させていたような気がします。

キャラ別感想

黒禰[クロネ]=スピネル  CV:浪川大輔さん

透京の外に住むガラス職人。
黒禰は、紫鳶と憂漣の住処をよく訪れるため、このルートではこの2人もよく登場します。

黒禰は透京の住人を良く思っていないようなのですが、それがなぜなのかが次第に明らかになっていきます。
彼は過去のある出来事から時間が止まった状態で生きている感じだったのですが、その止まった時間を動かすのが玻ヰ璃ちゃんでした。

このルートでは、黒禰に嫌いと言われても冷たくされても、めげずにぶつかっていく玻ヰ璃ちゃんの精神力がすごい!
ずっと冷たくされていた分、笑顔を見せてくれたり、名前の呼び方が変わった時の喜びがひとしおでした。

ストーリー的には、命の危険にさらされて結構スリリングでしたが、最終的にはなぜかよくわからないまま問題が解決していて「え?」っとなりました。
私が思うに、真実の愛が問題を解決したようです…。

紫鳶[シエン]=クリノクロア  CV:日野聡さん

透京の外の住人で、憂漣と同居しています。
黒禰も憂漣も、最初は玻ヰ璃ちゃんに冷たいのに対して、最初から親切にしてくれる紫鳶の優しさが身に沁みます。
個人的には、最初から優しいキャラって好きです♡

紫鳶は、玻ヰ璃ちゃんのことをよく褒めてくれるんですが、本当に純粋にそう思ったからという感じなんです。
天然な人たらしキャラという印象でした。

そんな紫鳶ですが、実は大切なものが抜け落ちたまま生きています。
それを取り戻すために玻ヰ璃ちゃんも協力していきます。

このルートでは、透京の呪いを解くために紫鳶に協力してもらうのですが、努力の方向性が間違っているような気がしてならなかった…。
「それでうまくいくんかーい!」とツッコミを入れたくなりましたが、他の登場人物の思惑もあったためか、目的は達成できました。

泣虎[ナトラ]=ピオニー  CV:鳥海浩輔さん

透京の住人で、透京の出入り口の門番をしています。
兄貴(綸燈)とグミが大好きなキャラです。

このルートは、山あり谷ありって感じで、本当に色々あって飽きさせない展開でした!
主人公は泣虎に対して悪いことをしてしまうのですが、泣虎は根に持たないんですよ。
こういうサッパリした男の人っていいな、と思いました。

泣虎は、これまでは何も考えずに自分の尊敬する綸燈に従っていれば良かったのですが、泣虎の中で玻ヰ璃ちゃんの存在が大きくなっていくにつれて、2人を天秤にかけなきゃいけない事態になるんです。
泣虎が自分の行動を決定するまでの間の、感情の揺れが見どころでした。

ちなみに、このルートをプレイしたことによって、綸燈がヤバい人だということが垣間見えたので、綸燈ルートがますます楽しみになりました♪

憂漣[ユーレン]=ミュラー  CV:内田雄馬さん

透京の外に住みながら透京の呪いを研究していて、ちょっと変わり者。
人付き合いが苦手で、恋愛もしたことがないからか、自分の感情にも他人の感情にも鈍感です。

憂漣は長い間、恋愛に全く興味がないというスタンスだったのですが、ハマったらずぶずぶにハマり込んじゃうタイプのキャラでした!
両想いになった後も、一歩間違えばヤバいことになりそうな不安定さ。
でも、私はそんなところがまた愛おしかったです。

憂漣は子供っぽいところもあって可愛いし、盲目的に愛してくれるところが好きでした♡
ストーリー的には、憂漣とともに透京の呪いを研究していく中で、明らかになっていくことがあったり、作品全体の鍵となる新たな存在が登場したりして面白かったです♪

綸燈[リンドウ]=ウェステリア  CV:興津和幸さん

透京の住人で時計塔の番人をしています。
物腰柔らかで大人の余裕を感じさせるキャラです。

綸燈さんは正面から見るとボブっぽい髪型なのですが、実は後ろに長い三つ編みが隠れています。
横を向いた時に初めて三つ編みの存在を知って、小さな驚きがありました。

綸燈さんは過去の経験から、かなり歪んだ性癖を持っています…。
そのため、ルート全体としてはわりと刺激的な内容となっていて楽しめました!

このルートでは、綸燈さんの歪みっぷりに、玻ヰ璃ちゃんが少なからず影響を受けているように感じて、途中でちょっと心配になりました。
でも、最終的には、玻ヰ璃ちゃんがこれまで苦しい思いをしてきた綸燈さんを包み込んで救う存在となっていました。
ある人物の本性が明らかになるのも、このルートの面白いところでした♪

廻螺[エラ]=アマルリック  CV:花江夏樹さん

透京の住人で、図書館で司書として働いています。
本が好きで、その知識を生かして他のルートでも玻ヰ璃ちゃんに有益な情報を与えてくれていました。

廻螺くんは玻ヰ璃ちゃんと同い年の19歳で、攻略キャラの中では最も年下なのですが、可愛すぎない、ちょうど良い可愛さなのが好みでした♡

廻螺くんには多くのしがらみがあるため、なかなか自由には行動できなくて、その状況を諦めて受け入れているようなところもあって…。
でも、玻ヰ璃ちゃんが廻螺くんを引っ張ってあげて、廻螺くんが自分自身を変えようとするきっかけをくれます。

このルートでは、透京の呪いを解くという目的があるとはいえ、玻ヰ璃ちゃんのしていることが廻螺くんをはじめ他の人物も裏切ることだったので、見ていて心が痛みました。
その点を除けば、廻螺くん自身の秘密や透京との関わりなど様々なことが明らかになっていって、とても楽しめるストーリーとなっていました♪

歌紫歌[カシカ]=ガレ  CV:杉山紀彰さん

ある日突然現れ、玻ヰ璃ちゃんの家に住み着いた魔法使い。
「歌紫歌は一番最後に攻略を!」とお友達から聞いていたのですが、歌紫歌は特殊な存在でしたので、最後に攻略して正解でした。

一緒に仲良く暮らしている中で、玻ヰ璃ちゃんが歌紫歌に対して、ずけずけと遠慮なく発言しているところが印象的。
歌紫歌は可愛いところもあるし、駄目なところもある大人という感じで、玻ヰ璃ちゃんにとっては肩ひじ張らずに付き合える相手という感じがしました。

そんな歌紫歌ですが、ふとした時に悲しそうな表情を見せることも多く、それにはある人物が関わっているようで、玻ヰ璃ちゃんはちょこっとだけモヤモヤしたりします。
でも、ポジティブな玻ヰ璃ちゃんなので、そこまで悩むことはせずに、歌紫歌の止まってしまった時間を動かそうと奮闘します。

歌紫歌は前半では飄々としているのですが、後半では激しい感情をむき出しにするようなシーンもあり、玻ヰ璃ちゃんが歌紫歌の本当の姿を受け止めて、2人で幸せに向かっていく様子を楽しめました!

本日は、サンドリヨンパリカの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!

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