本日は、乙女ゲーム『トラブル・マギア ~訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します~(トラマギ)』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。
ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。
- 作品のおすすめポイント
- 作品紹介
- 攻略順・攻略制限
- 作品の糖度
- 全体感想・キャラ別感想
トラマギのおすすめポイント
トラマギの作品紹介
突然動物に変身してしまう『呪い』という秘密を持つ主人公。
魔法騎士を目指しているものの、『呪い』を受けているだけでまともな就職は絶望的。
『呪い』を解かないままでは将来に支障をきたす!――ということで、
解呪の方法の手がかりを探すため、
西域の魔法大国にあるリーヴェル魔法学校への留学資格を手に入れ、入学を果たす。
しかし思いがけない出来事から、生徒会からの監視を受けることになってしまい、
『呪い』を隠しながら学校生活を送ることになってしまう。
そしてさらには、自身の『呪い』や魔法学校で巻き起こる様々なトラブルにも巻き込まれ……。
異国の魔法学校を舞台に、訳アリ少女の物語が幕を開ける!
(引用:公式サイト)
トラマギの全体感想
ファンタジー要素ありの学園もの
タイトルにもあるように、呪いを持つ主人公が、解呪の手がかりを探すために異国の魔法学校に留学するというストーリー。
攻略キャラたちは、主人公と同じ魔法学校に通う生徒。
主に学園生活を送る中で恋愛関係になっていきます。
登場人物たちの制服、私服のほか、ドレス姿(男性はタキシード姿?)なども見られて、とても華やか。
ファンタジー要素たっぷりのキラキラした世界観の作品で、プレイしていて明るい気持ちになれました!
総合力の高い作品
一言で言うと、総合力の高い作品のように感じました。
イラストは常に美しく、シナリオは疑問を感じるような点がなく、恋愛の過程が丁寧に描かれていて。
そして、主人公の好感度が非常に高くて、恋を見守る上で全くストレスを感じず。
乙女ゲームの良いところがギュッと詰まっているような、完成度が高い作品だと思いました。

シナリオ重視の方にも、おすすめできる作品だと思います!
恋を自覚するまでの流れが丁寧に描かれている
トラマギは、どのルートについても、恋愛の過程が丁寧に描かれていました。
特に、恋を自覚するまでの流れがしっかり描かれていたのが印象的でした。
お互いに異性だと意識し始めて、「この気持ち、何だろう?」というところから。
「相手のことが好きなんだ!」自覚するまでの初々しい恋愛の様子が見られます。
主人公のルチアちゃんが推し
この作品の推しは誰かと聞かれたら、私は迷わず「主人公のルチアちゃん!」と答えるくらい、大好きな女の子です♡
主人公:ルチア・ユエン


自分の持つ呪いや体質をどうにかするため、これまで必死に勉学に励んできたら、周囲から距離を置かれてしまっていたルチアちゃん。
異国のリーヴェル魔法学校への留学をきっかけに、初めての友達ができたり、初めての恋愛をしたりと、さまざまな経験をします。
ルチアちゃんは優しい性格をしていますが、ズバッと自分の意見も言うので、見ていて気持ちが良い♪
最初はルチアちゃんのことを良く思っていない相手に対しても、しっかり向き合って、仲を深めていく様子に心が温かくなりました。



女の子同士の友情が描かれているシーン、すごく好きです♡
ルチアちゃんは、魔法騎士を目指しているので、剣と魔法を使って戦うことができます。
敵と戦う場面では、守られるのではなく、男性キャラと共闘できるところが好きでした!
恋愛に関しては、受け身でいるのではなく、行動力があるところも素敵♡
ルチアちゃんの方から行動を起こして、恋愛を進展させたりする場面も見られます。
物語を読み進めていくうちに、ルチアちゃんの性格の良さがどんどん伝わってきて。
最後には、ルチアちゃんの大ファンになってしまいました!
男性キャラは、主人公の姿が変わっても愛し続けられるか
全体的に明るい雰囲気の作品ですが、ルチアちゃんの持つ呪いに関しては、次第にシリアスな展開も見られるようになっていきます。
上のイラストのように、美少女のルチアちゃんだからこそ、その外見が変わってしまうことはショッキングなこと。
男性キャラのルチアちゃんへの愛が試される場面が多い作品のように感じました。
ちなみに、ルチアちゃんの呪いに対する対処方法については、各攻略キャラで全く違っていて。
そのため、最後まで飽きずに楽しめるシナリオだと思いました。
メリーバッドエンド(メリバ)が用意されている
他の作品だと、バッドエンドの中に、プレイヤーがメリバと感じられるものも含まれている、といったことが多いような気がします。
ですが、トラマギに関しては、しっかり「MERRR BAD END」というものが用意されていました。



それほどしんどいメリバは無いと感じました!
トラマギの糖度は?
個人的には、糖度は中程度だと思いました。
基本的には、学生同士の初々しい恋愛が描かれていますが、アフターストーリーではその後の成長した2人の様子も見られます。
甘くて幸せな気持ちになれるシーンは、どの攻略キャラについても見られました!
それほど色っぽさを求めない方でしたら、満足できる糖度かと思います。



実は、恋愛描写については、私には刺さらなかったんです…。
推しになるような男性キャラがいなかったからか、恋愛描写が刺さらなかったから推しができなかったのか…。
トラマギの攻略順・攻略制限
攻略キャラは5人います。
以下の公式Xに書かれているように、幼馴染のイザヤと、生徒会長のシオンには攻略制限がかかっています。
残りの3人は、初回プレイ時から攻略可能。
この3人について、私は、リカルド→アレクセイ→ラルスの順でプレイしましたが、どの順番でプレイしても問題ないように感じました。
【#トラマギ 攻略制限】
— 【公式】トラブル・マギア ~訳アリ少女は未来を勝ち取るために異国の魔法学校へ留学します~(トラマギ) (@T_Magia_otomate) September 3, 2024
幼馴染のイザヤと生徒会長のシオンには攻略制限がかかっています🔓
ラルス、リカルド、アレクセイのHAPPY ENDをクリアするとイザヤルートが、
イザヤのHAPPY ENDをクリアするとシオンルートが解放されますので、
最初は同い年のキャラクターから遊んでみてくださいね🐱✨ pic.twitter.com/b4GR93EJCC
キャラ別感想
リカルド・サンテ CV:逢坂 良太さん


ルチアちゃんと同じ学科で同級生のリカルド。
リカルドは、夢に向かってストイックに頑張っているのですが…。
勝利にこだわりすぎて、空回りして周囲に迷惑をかけたりして。



そんな様子を見ているのが、個人的には結構辛かったです。
キャラクター紹介ページに『勝気な俺様』と書いてあって、「そうか、リカルドは俺様枠だったのか…」と納得。
正直言って、中盤くらいまでは、リカルドは駄目な面を見せることが多かったように思いますが、ルチアちゃんは本当に女神で…!
ルチアちゃんが、ただただリカルドをサポートしていた印象が強かったです。
リカルドは鈍感なタイプなので、恋愛するのはなかなか大変そうでしたが、お互いに初めての恋に戸惑いつつも仲を深めていった感じでした。
アレクセイ・エルディール CV:上村 祐翔さん


王国の第二王子ということで、幼い頃から精神的に早く大人にならなければならなくて。
自分のことよりも、国や周囲の人間のことを優先して生きてきたアレク。
見た目が可愛いので、可愛い系キャラかと思っていたのですが、内面は思ったより大人っぽくて、したたかだった印象です。
アレクとルチアちゃんは、順調に距離を縮めていくのですが…
裏切られた?みたいな出来事があって、それがタイミング的にも悪かったので、悲しくなることもありました。



ショックな出来事があっても、前向きに頑張るルチアちゃんがいい子すぎて泣ける~
王子との恋愛ということで、そういった方面のトラブルに巻き込まれたりして、なかなかスリリングなストーリー。
ルチアちゃんとサブキャラの女の子とのストーリーも素敵でしたし、ルチアちゃんの株がますます上がったルートでした♪
ラルス・クロッツ CV:阿部 敦さん


人間嫌いのため人とのコミュニケーションは必要最低限で、誰が相手でも態度がそっけない(引用:公式サイト・キャラクター紹介)。
魔法生物に詳しく、生物に好かれやすいラルス。
魔法生物に関係したストーリーが展開していくルートでした。
ラルスは、これまで生きてきた環境のせいで、疑り深かったり、損得勘定で物事を考えたり、人間不信なところがあります。
そんなラルスを変えたのが、自分にメリットがなくても他人に優しくできるルチアちゃんの存在。
ルチアちゃんは、自分の身を顧みずにラルスを助けたりして。
こんなふうに見返りを求めずに愛情を与えてもらえたら、ラルスは彼女のことを好きにならないはずないと思う!
ルチアちゃんは、言葉で好きな気持ちを伝えていても、ラルスは素直じゃなくて。
発言はひねくれているラルスですが、行動では好意が伝わってきます。



素直じゃないところが、ラルスの可愛いところなのかも。
イザヤ・クライン CV:前野 智昭さん


ルチアちゃんの1つ年上の幼馴染。
イザヤは、ルチアちゃんの兄のような存在で、特に序盤の方では、「恋愛関係にはならない」と予防線を張られていたように感じました。
お互いのことを家族のように大切に思ってはいるものの、異性としては意識していないところからスタートする恋愛でした。
ルチアちゃんにとって、一緒にいて安心感のあるイザヤですが、ルチアちゃんにとって知らない顔もあって。
そのことが2人の恋愛の障害になってきたりします。
イザヤルートでは、「このサブキャラがこんな風に関わってくるんだ!?」という感じで、ストーリーがとても面白かったです!
恋愛の方は、ルチアちゃんの方は頑張っているのになかなか進展しなくて、もやもやした気持ちになるところもありました。
でも、兄貴業を廃業してからのイザヤは、すごく言葉を尽くしてくれて、好きな気持ちをしっかり表現してくれます。



甘い気持ちになれました♡
シオン・カルド CV:興津 和幸さん


冷静沈着、成績優秀でみんなから尊敬されている生徒会長。
ルチアちゃんが困っていると、さりげなく手を差し伸べてくれて、陰で心配してくれている存在でした。
プレイしていると、シオンは意味深な言動が多くて、「どんな秘密を抱えているんだろう?」と思うことがしばしばありました。
攻略制限ありのキャラだけあって、背負っている過去や運命の過酷さがすごかったです…。
シオンの背景を考えると、彼、ルチアちゃんと結ばれないと不憫すぎるんですよね。
シオンは訳あって、ずっと本心を隠しているので、恋愛はなかなか進まなくて。
でも、ふとした時の言動にはルチアちゃんへの想いがにじみ出ていて。



落ち着きのある優しいキャラなのですが、嫉妬したり、執着したりする面もチラチラ見えます。
ルチアちゃんの呪いについての展開も、このルートでは他とは違っていて、真実が次々と明らかになります。
シオンのルチアちゃんへの愛の深さが伝わってくる、ドラマチックで感動的なストーリーでした。
『トラブル・マギア』は、Switch版が発売中
トラマギは、Switch版が販売されています。


本日は、トラマギの感想にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
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