本日は、『忍び、恋うつつ -雪月花恋絵巻-(略称:忍恋・にんこい)』のネタバレ無しの感想・レビューを書かせていただきます。
忍恋はSwitch版も発売されておりますが、Vita版をプレイした感想となります。
ネタバレしないよう配慮しておりますが、感想を書くにあたり最低限の情報は載せています。
そのため、すべての方に「ネタバレ無し」と感じていただける内容ではないかもしれません。
その点をご理解いただいた上でお読みいただけますと幸いです。
あらすじ
天涯孤独の身の上の主人公・かえでちゃん。
奉公に明け暮れている彼女の夢は、忍者になって真田勇士隊に入ること。
そんな時、優秀な忍者の養成所である真田高等修練院に編入する機会に恵まれます。
真田高等修練院への入学を決意するも、入学の日に男性たちをメロメロにする術を発動してしまい―。
(参考:公式サイト)
Vita版の収録内容と攻略キャラ
Vita版には、『花吹雪恋絵巻(PSP版)編』に加えて、『雪月花恋絵巻(新たな要素を取り入れた追加シナリオ)編』が収録されています。
各編で攻略できるキャラは、下記の通りです。
おすすめポイント
感想
主人公のかえでちゃんがとてもいい子!
主人公のかえでちゃんが、すごく勤勉で前向きで優しくていい子です。
忍者になるために一生懸命努力する姿に、男性キャラじゃなくても心打たれて協力したくなります。
自分が男性たちをメロメロの術にかけてしまうことに対しても、すごく申し訳ない気持ちでいることが伝わってきて。
これでかえでちゃんが悪女っぽい性格だったら、ちょっとくらい反発心が生じたかもしれませんが、本当にいい子なので、もう応援する気持ちしか湧かなかった!
ただ1つ気になった点としては、かえでちゃんの服装(修練院の女子の制服)があまりにも薄着すぎること。
この格好で男性相手に柔道してたりしたんですが、男性にとってご褒美以外の何物でもないのでは…。
描写がなかっただけで、実は着替えてたのか…?
ツンデレで可愛い系の男性キャラ多め
Vita版の攻略キャラは合計10名です。
通常の乙女ゲーム作品に比べて、カッコイイ系よりは可愛い系の男性キャラが多かった印象でした。
かえでちゃんに好意を持っていることがバレバレなのに、「お前のこと心配してるわけじゃないからな!」というような言動をするキャラが多かった気がします。
「分かりやすすぎるから、もういっそ素直になろうよ!」って思っちゃいました。
ズキューンと心に刺さるキャラはいなかったですが、「可愛い奴め♡」とニヤニヤしながらプレイしていたことが多かったです♪
完全に個人的な好みの話になってしまいますが、私、寺島拓篤さんが可愛い系のキャラを演じられている時のお声が大好きなんです♡
でも、探してみると意外とそういうキャラを演じられている作品って無くて、この作品の咲助役で聴けた時、ものすごく幸せな気持ちになりました。
猿飛 咲助 CV:寺島 拓篤さん
メロメロの術 VS 本気の恋愛
かえでちゃんは、男性にドキドキすると、周囲にいる男性たちを自分の虜にする、メロメロの術を発動してしまいます。
なので、それを克服すべく、相棒に選んだ相手に会話鍛練なるものをしてもらうことになります。
会話鍛錬は、相棒にわざとかえでちゃんが恥ずかしがるようなセリフを言ってもらって、メロメロの術を出さないようにするための鍛練をするというもの。
メロメロの術と会話鍛錬のおかげで、この作品は男性キャラの甘いセリフが沢山聞けます。
だけど、最初のうちは、当然のことながら、男性キャラは心からかえでちゃんのことが好きというわけではないんですよね。
特に、メロメロの術では、何の脈絡もなく口説かれるので、プレイしていて恥ずかしさや戸惑いの方が大きかったです。
めちゃめちゃ素敵な声優さんのお声で甘いセリフを言ってもらっても、恋愛の過程を見てきていないと、驚くほど心に響かないものなんだなぁ、としみじみと感じました。
ですが、ストーリーを進めていって、男性キャラが本気でかえでちゃんのことを好きになった時のセリフはちゃんと心に響くんです♡
シナリオもさることながら、声優さんたちの演じ分けもすごい!!と思いました。
この作品の面白いところは、メロメロの術が恋愛をする上でネックになっているところかなと思います。
かえでちゃんと男性キャラが仲を深めていって、男性キャラが本心から言った言葉なのに、かえでちゃんには鍛練の一環とかメロメロの術のせいかと誤解されてしまうところなど、恋愛が一筋縄ではいかないところがあって楽しめました♪
真田先生の特別感
ネタバレを避けるために詳しくは書けませんが、真田先生は背景なども含めて魅力的なキャラでした。
かえでちゃんの幸せを最も考えてくれていたのが、この方なのかなと思いました。
他の男性キャラのルートでも、ちょこちょこ真田先生は存在感を発揮していて。
(余談ですが、あるキャラのルートで、他の攻略キャラが関わってくる展開が個人的に大好きです♡)
私の中では、この作品のメインキャラは真田先生!!というイメージでした。
真田 幸影 CV:鳥海 浩輔さん
優しい気持ちになれる作品
悪役も登場する作品ではありますが、残酷だったり後味が悪かったりする展開はなく、気持ちよく終えられました。
主人公のかえでちゃんがすごくいい子で、そんなかえでちゃんが男性キャラたちに愛されるところを見ていると、なんだか優しい気持ちになれます。
特に、PSP版のストーリーのその後が描かれた部分では、本編の攻略キャラたちが全員かえでちゃんに好意を持った状態でスタートして、何かにつけて優しくサポートしてくれたりするので、より温かい気持ちになりました。
疲れている時にプレイして癒されたい作品です♪
私はVita版をプレイしましたが、Switch版ではさらに充実した内容となっているようです!
ざっくりした感想となってしまいましたが、忍恋の感想にお付き合いくださり、ありがとうございました!
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